内容説明
日本古来の名歌100首の一首一首について、あらゆる知識を網羅した、最新増補版。かるた暗唱・早取りのための索引付き。
目次
秋の田の―天智天皇
春すぎて―持統天皇
足引の―柿本人丸
田子の浦に―山辺赤人
おくやまに―猿丸大夫
かさゝぎの―中納言家持
天の原―安倍仲麿
我庵は―喜撰法師
花のいろは―小野小町
これやこの―蝉丸〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうすう
11
百人一首に関する本をいくつか併読しながら読む。基本は見開き二ページにわたって一首を説明している。情報の密度が濃いというのが真っ先に思う感想であり「出典・参考」の欄などは読むのが難しい。他の本と併読しながらどうにか消化できたかなと思うので、これ一冊だけだと個人的には難しいと思った。2022/05/31
みやび
8
下の句当てゲームというのをやってみたら情景が浮かび感動したり切なくなる歌が出てきたので、興味が湧いて図書館で借りてみた本。他を知らないけれど「歌→現代語訳→鑑賞・出典元→作者について」書かれ読みやすかった。撰者の藤原定家がなぜこの歌を選んだのかという視点で書かれているけれど初心者なので、平安の名高い人達も恋に苦しんだり自然を愛でたり、流行の技巧があったのだなぁと感心したり、ポエムとして面白く読んだ。 2018/12/14
ダイキ
4
それぞれの歌の「鑑賞」と題する条には、やれ契沖はこう書いているだとか、『応永抄』にはこう書かれているだとか、この歌人の歌は定家の選集にこれだけ選ばれているとか選ばれていないだとか、という様な事しか書かれておらず、初めて百人一首を読む人や、学校等で百人一首を教わって、より深くそれぞれの歌を味わいたいと思っているような人には、全くお勧めすることは出来ない。同じ角川書店のものであれば、「ビギナーズ・クラシックス」シリーズのものの方がよっぽど良いでしょう。2015/08/02
本命@ふまにたす
3
百人一首を一首あたり見開き2ページで解説。コンパクトにまとまっているので、必要に応じて参照するなどの使い方も楽にできそう。2022/01/18
あずみ
1
古典古文が不得意なので、読むのに時間がかかった。 解説・補注がたくさん載っているので、百人一首を学ぶときに参考になるだろうと思った。他の本と読み比べてみたい。2013/09/14