角川ソフィア文庫<br> ガロア―天才数学者の生涯

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

角川ソフィア文庫
ガロア―天才数学者の生涯

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月24日 10時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784044005511
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0141

出版社内容情報

第一章 少年時代
1 ガロアとその家族
2 リセでの生活

第二章 数学との出会い
1 数学者ガロア誕生
2 ルジャンドル『幾何学原論』
3 数学への渇望

第三章 数学史的背景
1 エコール・ポリテクニーク
2 西洋数学の流れ
3 方程式を解く

第四章 デビューと挫折
1 〈数学者ガロア〉デビュー
2 二つの不幸
3 エコール・ノルマル入学

第五章 一八三〇年 ――革命と放校
1 七月革命
2 革命の傍らで
3 放校

第六章 一八三一年  ――獄舎の中で
1 三度目の論文
2 「ルイ・フィリップに乾杯!」
3 獄舎の中で
4 ガロアの黙示録

第七章 一八三二年
1 恋愛事件
2  決闘

あとがき、文庫版あとがき

(本書は2010年に中公新書より刊行された『ガロア 天才数学者の生涯』を加筆修正のうえ、文庫化したものです)

内容説明

10代にして巨大な理論を打ち立て、後の数学界に大きな影響を与えたガロア。しかし、20歳で、決闘による謎の死を遂げる。革命前後の騒乱のパリで、斬新な概念を生みだしながら、政治活動にも没頭。収監までされた一方で、恋にも身を焦がした。現代数学の最先端で活躍する著者が、さまざまな文献やパリでの現地取材をもとに、熱情と焦燥に彩られた天才数学者の激動の生涯を追う。ガロアが残した幻の著作の序文も全文掲載。

目次

第1章 少年時代
第2章 数学との出会い
第3章 数学史的背景
第4章 デビューと挫折
第5章 一八三〇年―革命と放校
第6章 一八三一年―獄舎の中で
第7章 一八三二年

著者等紹介

加藤文元[カトウフミハル]
1968年、宮城県生まれ。97年、京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。九州大学大学院助手、京都大学大学院准教授、熊本大学教授などを経て、東京工業大学理学院数学系教授。この間、ドイツのマックス・プランク研究所研究員、フランスのレンヌ大学やパリ第6大学の客員教授なども歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

LUNE MER

21
数学界のベストセラー作家でもある加藤先生によるガロアの伝記。最新の研究成果と数学者としての先生自身の深い見識が本当に読み易く、かつ面白くまとめられている。ガロアは僕を数学に引き摺り込んだ張本人でもあり、その伝記的なものは何冊か過去に読んでいるが、本書ならではのポイントは2つ。まずはコーシーの名誉回復。ガロアの論文を未読スルーだの紛失だのと散々汚名を着せられてきたコーシーだが、どうやらそんなことはなく、むしろガロアの論文を周知させるべく後ろ盾となっていたらしいことが述べられている点。→2022/05/24

sheemer

16
なぜにこの本を読み始めたか? ファインマン物理学を読み続けているせいか? なにかのはずみにこの短命で極端に薄幸だった数学者の運命に興味を惹かれたのか。 よくわからない。しかしテキストは面白かった。ガロアの生まれからさまざまな史実、数学における彼の業績の、簡単で数式を含まない解説など、入門書・または彼を人として知るにはちょうどいいくらいの細かさと濃度で書いてある。一冊読むならこれは適切な選択だろう、と思える本です。なんというのが適切か分からないが、エヴァリスト・ガロアに献杯、合掌2024/02/18

J

12
★★★☆☆ 20歳で亡くなったが後世に天才として名は残した。でも、幸せな人生だったとは思えない。常に鬱屈したものを抱えており、放校、決闘の末死亡。もったいないと言うのは簡単だが、本人はやりたいことやって悔いない人生だったのかな。5次以上の方程式に一般解がないことを示したというのは分かったが、それ以外の何がどうすごいのかはわからない。別の本で勉強してみよう。2024/02/21

イシカミハサミ

11
ある程度覚悟していたけれど、 ガロアの人生よりも、当時のフランスの情勢に紙幅が割かれていて、 フランスの結局は個人の欲なのに「愛と自由」という高尚そうな美辞麗句で飾って、 現代では倫理の最先端を行っている顔をする国家観と、 その上澄みを掬って仏礼賛の構えをとる日本人への生理的嫌悪感から、 読み進めるのが難しい部分もあった。 それでも周囲に理解されない“天才”の苦悩と、 そうとしか思えないくらいのガロアという数学者としての魅力は十分読み取れると思う。 脳内には何年後の数学の風景があったのか。2021/10/23

やまやま

8
ガロアの数学能力ぶりは非常によく伺える。世に見捨てられた数学者というのは若干俗論ではないかと、リセやエコールノルマルの記録を丹念に追い、そこではガロアの能力を高く評価する人々もいて、フランスの入試制度やアカデミーを確認しながら、かなり早熟な優秀な少年をどういった形で学校や学界は遇していったのか、そのドラマを記述する。決闘は恋愛説を押しており、相手はデルヴァンヴィルと推測されているが、確かに謎は残るところである。ただ、20歳、女性をめぐる直情に基づき、訳の分からない行動をするのはあり得ることでは。2020/06/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15032978
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。