角川ソフィア文庫<br> キリスト教でたどるアメリカ史

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

角川ソフィア文庫
キリスト教でたどるアメリカ史

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年06月01日 09時08分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044004668
  • NDC分類 192.53
  • Cコード C0122

内容説明

アメリカがアメリカと「なってゆく」過程を知らずして、今日の実像を理解することはできない―。苦難の連続の建国前夜から陰謀論・反知性主義が渦巻く現代の混沌まで、彼の国を一貫して突き動かし、その寄る辺となってきた理念とは、まさしくキリスト教そのものであった。自由・寛容・狂信・傲慢…相反する両面を携えて、驀進する宗教国家の軌跡を一冊で通覧する。神学・宗教学の泰斗が記す、全く新しいアメリカ史。

目次

「アメリカ」の始まり
ニューイングランドの建設
ピューリタンの信仰と生活
大覚醒
独立革命期
諸教会の伸展と変容
アンテベラム時代
新しい信仰の諸形態
南北戦争期
アメリカの膨張
二つの世界大戦
戦後から現代へ

著者等紹介

森本あんり[モリモトアンリ]
1956年神奈川県生まれ。国際基督教大学、東京神学大学大学院、プリンストン神学大学院を修了(Ph.D.)。国際基督教大学人文科学デパートメント教授(哲学・宗教学・アメリカ研究)、2012年より学務副学長。プリンストン神学大学院とバークレー連合神学大学院で客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

112
アメリカの小説やニュースではキリスト教に関する話や引用がよく出てくる。その背景に詳しくないので何となく読み流していたが、もう少し知りたくなりこちらを手に取った。本書ではアメリカのキリスト教の変遷を軸にアメリカ史が語られる。独立前の時代も分量があり興味深く読めた。国の出自から伝統的に権威への疑念が強く、ピューリタニズムの知性偏重に対して反知性主義が出たり、差別など時代の問題に応じて宗派も分裂統合する。起源の違う移民がまとまるには宗教的な理念の位置づけが大きく、現代も同様。あと伝道者って影響力があるのだなと。2020/10/20

ネギっ子gen

62
【日本に「アメリカ研究」の書物は多いが、「アメリカのキリスト教」という主題は敬遠されたまま】 米国を一貫して突き動かしてきた理念は、キリスト教そのもの。自由・寛容・狂信・正義……相反する価値観が渦巻く中を驀進する宗教国家の軌跡を通覧したアメリカ史。「はじめて」で、<「植民地時代」はピューリタンの時代であるが、この時代の研究者が極端に少ないのも日本のアメリカ研究が克服すべき問題点の一つ/アメリカがアメリカと「なっていく」過程を知ることなくして、今日のアメリカをその底流において理解することは困難である>と。⇒2024/03/31

おさむ

44
アメリカの歴史はキリスト教と切っては切り離せない。なかなかなかった一般向けのこの通読史はありがたい。先進国で唯一プロテスタント優勢の国で、ハーバード大学などのアイビーリーグはいずれも神学を学ぶ為に設立された。3度にわたる信仰復興(リバイバル)や各宗派の勢力争いは興味深い。時に教会は十字軍的な精神で道徳と宗教を守ろうとすることがある。禁酒法や性の禁忌、進化論への抵抗の流れがあり、福音派に繋がった。ビリーグラハムが始めた楽観的で単純なTV大衆伝道が、トランプ大統領を生んだとの指摘など得るものが多い良書でした。2021/02/09

piro

35
新大陸の植民から合衆国独立、その後の国家の発展をキリスト教という観点でたどった一冊。北米で主流となったキリスト教徒は熱心な信徒ではなく理神論的、よく言えば時代の流れを捉えて柔軟に変化してきた印象を受けました。直接的に宗教が政治を主導してきた訳ではないものの、バックグラウンドとして大いに影響を与えている事が伺えます。興味深い内容ではありましたが、キリスト教と政治の関連にもう少し深入りした内容であれば、もっと面白かったのではないかと思います。あとはユダヤ教との関連も。私の前提知識が不足していたのが最も残念…。2021/06/14

さきん

33
アメリカにおける宗教を俯瞰する文庫本として良く作られている。カトリックからピューリタン、イギリス国教、プロテスタント、福音派、公教会、パブテスト、メソジストと到来してきては分派を繰り返し、モルモン教、エホバまで至りもはや原型をとどめていない。その要因には、様々な文化背景をもった移民やセクトという大衆への演説、布教活動があると著者は見ている。トランプやアメリカの反知性主義、中央部の白人大衆層を理解するに必要な内容。2021/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14793432
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品