角川文庫<br> どきどきフェノメノン―A phenomenon among students

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角川文庫
どきどきフェノメノン―A phenomenon among students

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  • サイズ 文庫判/ページ数 379p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043891016
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

窪居佳那・二十四歳、大学院のドクタコースに在籍して研究に没頭中。趣味は起き抜けのシャンプーと「どきどき」の探求。悩みは飲酒時の記憶喪失とよくわからない自分の気持ち。後輩の爽やか青年・鷹野と人形オタクの水谷、ダンディな指導教官の相澤、謎の怪僧武蔵坊。佳那を一番どきどきさせるのは誰か?―『すべてがFになる』でミステリィ界の地図を塗り替えた異才がおくる初のラブコメディ。

著者等紹介

森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら、96年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

166
リケジョの恋の仕方教えます!森博嗣流理系女子ラヴ・コメディー。しかし「恋の仕方」とは恋の指南書という意味ではなく、理系女子はこんな感じで恋をしているのだと森氏独特の文体と思考で語られる。また本書も大学を舞台にしているが、私自身も理系学生であったのでノスタルジイを感じた。特に夜の研究室に美保、佳那と美保、そして後輩の水谷と鷹野の4人で酒宴が催されるシーンなどは、自分も学祭で同じようなことがあっただけに胸に迫るものがあった。と読んでいて覚えた既視感があった。これはもしかして森博嗣版ちびまる子ちゃんではないか?2021/01/30

相田うえお

131
★★☆☆☆17124 理系女子のどきどきストーリー。当方もたまにですが、飲み会のあくる日、どうやって帰ってきたか覚えてない事も。そこまでではなくてもポコっとやらかすのは、呑んだあとに電車で帰る際、ガタンゴトンという催眠リズムでうっとりし過ぎて「お客さん?終点ですよ!」と起こされる失態。駅から出ると「お!星が綺麗〜!ん?ここ、どこ?見たことない町なんだけどー!」なーんてことも。。でも本作の主人公よりはマシかな。ここまで記憶ぶっ飛んでるなんて流石にヤバいでしょ。犬の石像を移動するのはちょっとどうかと。。2017/12/26

☆ゆう☆

70
理系女子の大学院生が主人公のラブコメディ。登場人物はみんな変わり者だし、設定はあり得ないし、でも逆にそれを割り切ってしまうと面白い。酔っ払らうと記憶が飛ぶ佳那。自分自身の行動を必死に分析しようとする姿、突拍子もない妄想ばかりしているが、バレないようにと頑張って冷静さを装おうとする姿はいかにも理系女子っぽくて好感がもてる。どきどきを求めていろいろなプランを立てて実行するも、ことごとく逆手に取られる彼女に突っ込みながら楽しく読めた。似たもの同士というか、類は友を呼ぶというか、みんな物好きだね。(Kindle)2014/01/28

カピバラ

62
文庫を購入・再読。スピード感が素晴らしい。理系のあれこれ考える、こじらせ女子の恋愛の頭の中をまるごと見せてもらいました!という感じ。相変わらず、停電のシーンはキュンが止まりませんなあ笑。2015/10/29

hirune

57
なんだか理屈っぽい文章だし、途中まで自分がどういう種類の小説を読んでるのか掴めなかった(^◇^;)これはスラップスティックに近いラブコメじゃーないですか!しかも主人公の佳那サンが天邪鬼で非常に面倒くさい性格で 行動もはちゃめちゃなので 最後まで本心が読めなかったのに いきなりデレるしね〜。。でもこの話の最大の謎は多くの種類のシャンプーを大量に送ってきたり、宿なしの男を娘に紹介したりする父親の存在かなぁ…🤔2019/08/21

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