内容説明
幼児期を過ぎても手放せない、肌ざわりのいいベビー用の毛布―セイフティ・ブランケットのように、中学生の頃から書き続け、ずっと手放さないできた、詩や文章を記したノート。音楽のこと、旅や釣、環境、他人との関係、本当の豊かさについて…。THE BOOMの宮沢和史が八年にわたって綴ったエッセイと詩、77篇。好評を博した同名のシリーズ単行本三冊を完全収録したファン待望の書。
著者等紹介
宮沢和史[ミヤザワカズフミ]
1966年、山梨県生まれ。THE BOOMのボーカリストとして89年にデビュー
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感想・レビュー
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MIYA
2
宮沢さんは世界中を飛び回る旅人なのだが、その様は"何か"を探しているようだった。その"何か"が何なのかはわからないが、旅で見つけたその"何か"は「島唄」になり、「風になりたい」などの名曲たちに姿を変えたのだと感じる。落とし物なのか、忘れ物なのか、それともまだ誰も見たことがない宝物なのかはわからないが、宮沢さんは東西南北を旅する。しかしどこの国に行っても宮沢さんは、結局はその"何か"を自分の胸ポケットから見つけて帰って来る。139pの詩が好きです。すごく味わい深いエッセイ集でした。2021/06/05
Izumi
2
高校生の頃、 いつでも読めるように学生カバンに入れて持ち歩いていた文庫本。 この本自体がセイフティ・ブランケットだったのかもと思う。