内容説明
世界中を熱狂させたゲーム、「Ｓ．Ｏ．Ｕ．Ｐ．」の開発から十年。プログラマから一転、セキュリティを護るハッカーとして、ＦＢＩの依頼もこなす巧に、経済産業省から、悪質なＨＰ侵入者を突き止めてほしいという依頼が入る。犯人を追い詰めた巧が見つけたのは、自分たちの開発した「Ｓ．Ｏ．Ｕ．Ｐ．」に巣食う、サイバー・テロリスト集団だった！そして今、世界を巻き込むインターネット戦争が幕を開ける。ネット社会の陥穽を鋭く突いた、エンタテインメント・ノベル。
著者等紹介
川端裕人［カワバタヒロト］
１９６４年兵庫県生まれ。千葉県育ち。東大教養学部（科学史、科学哲学）卒。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁など担当記者を経て、９７年退社。９８年『夏のロケット』でデビュー。小説に『リスクテイカー』『ニコチアナ』（以上、文芸春秋）、『竜とわれらの時代』（徳間書店）。『せちやん』（講談社）で、吉川英治文学新人賞候補に
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感想・レビュー
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ねじまき鳥
5
久しぶりの再読。途中はそれなりにおもしろかったものの、結局のところ誰がなにをしたくてこうなったのかがいまいちよくわからず、読了後の感想は「だからなに？」でした。2022/11/10
勝部守
3
コンピューターの歴史も丁寧に書き込まれ、結構面白かった。2015/06/16
narco
3
ネットの中の壮大な世界の話し。。 少し難しいとこもありますが、まぁ面白かったです。。2011/01/08
DK
3
凄腕のハッカーが依頼でクラッキング犯を追い詰めたところから始まるオンライン・ゲームを中心とした現実世界と仮想世界との多層的な物語なのだが、サイバー・ウォーみたいな印象はそこまで強くなく（何度かかなり過激な攻撃もあるけど）、ネットとは何か？現実とは？仮想とは？実在とは？生命とは？という、思弁的側面が印象深く、スペクタクル的な展開よりも、ネットに関わる人々が大切にするものが心に響き、インターネットというシステムの新しい姿が見えてくる一冊。2010/04/20
つるら＠turulaJB
2
本を持たずに飛行機に乗ることになった際、空港の本屋で購入した、、、様な気がする。 帯の「ゲド戦記」や「指輪物語」に惹かれた。
