角川文庫<br> 夜の果てまで

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角川文庫
夜の果てまで

  • 盛田 隆二【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043743018
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

二年前の秋からつきあっていた女の子から突然の別れ話をされた春、俊介は偶然暖簾をくぐったラーメン屋で、ひそかに「Mさん」と呼んでいる女性と遭遇した。彼女は、俊介がバイトをしている北大近くのコンビニに、いつも土曜日の夜十一時過ぎにやってきては、必ずチョコレートの「M&M」をひとつだけ万引きしていくのだった…。彼女の名前は涌井裕里子。俊介より一回りも年上だった―。ただひたむきに互いの人生に向き合う二人を描いた、感動の恋愛小説。

著者等紹介

盛田隆二[モリタリュウジ]
1954年、東京生まれ。85年「夜よりも長い夢」で早稲田文学新人賞入選。90年『ストリート・チルドレン』(講談社)が野間文芸新人賞候補に。92年には『サウダージ』(中央公論社)が三島由紀夫賞候補となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

70
切なくて苦しくて、でも懐かしい。そんな帯の言葉を見たから手にとった。でも感じたのは、依存、盲目、自分勝手な恋愛。ただそれだけだった。みんな相手のことを考えているようで、結局自分のことしか考えてないじゃない。不運な出会いと運命を後悔したくないばかりに、方向感覚を失っている。そんな風にしか思えなかった。でもそんな恋愛だって1つの形であるのは確か。ただ、私が恋愛に対してドライになってしまったから、こんな卑屈な捉え方をしてるのかもしれない。人によっては感動の恋愛なのかもしれない。2015/01/28

chiru

62
怖い映画を夜中に見て眠れなくなって読んだ、以前おすすめされた恋愛小説。逆は定番だけど女性が一回り年上の設定は珍しい。相手のプロフィールを知らなくても、強烈な引力ではじまる恋愛を『純愛』とか『運命』として障害とともに受け入れてしまうのは年齢にかかわらずあるかもしれないな。1通の失踪届ではじまり、ミステリー仕立てだったのがよかったです。★32018/01/09

ワニニ

48
【@残暑恋愛週間フライング】久々に後ろめたさいっぱいの、重ーくクラーい恋愛小説を読んだ気がする。男はこうも純粋で弱く、女はズルくて強いのか…。二人はどうしてそこまで?が、常に頭の中をぐるぐる。相手の大学生も夫も義理の息子も…翻弄してしまう女、その魅力(魔力?)が今一つ分からないのだが、彼女はもっとも不幸な顔をして、もっとも計算高そうなところが感情移入出来ない所以か?人って、でもみんな寂しいのかな?寂しい時、堕ちてしまうのか?それにしても、正太は一番大人。大人にさせられてしまったのが、切ない。2014/08/23

90ac

47
女性誌に「道ならぬ恋で苦しむアラサー女子たちへ」なんて見出しがあるくらいだからこの作品の題材も十分ありえる。障害が多いほど燃える「ロミオとジュリエット心理」なんていうらしい。この作品は先に結果があってそこに到るまでの1年間を物語る構成で、500頁を超える大作だけど読ませます。題材が題材なだけに暗い雰囲気が漂う。前妻の子:正太が一番まともな心の持ち主に見える。しかし周りの大人はそれが見えないし見ようとしない。この後は苦労が多くてもきっと上手に生きていくだろう。これだけいろんなものを捨てれば怖いものはない。2015/09/12

Yunemo

45
まず、東京での葛藤する姿。一般的には良く解ったつもり。生きていれば人は何度も人生の岐路に立つ。そのたびに、自分の意志で進むべき道を選ぶことができる。確かに、葛藤の末外部要因にも押され、この時は選んだはず。人の感情なんてあやふや。男の嫉妬の方が根深いかも。感情と裏腹に生きていけるのが女。こう言ってしまっては言い過ぎ?男は両極端、許せるor許せないの2者。あまりにも寛大すぎて。でも実は違うのでは。女も女、男も男、生きていく術のための「したたかさ」、はっきり見せつけられました。これも生き方、そう納得させて読了。2014/10/14

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