角川文庫
ブレイブ・ストーリー〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 493p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043611133
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天空を翔るファイアドラゴン、ジョゾの背に乗って北の帝国に向かうワタルたち。目指すは皇都ソレブリアにそびえる運命の塔。が、うちつづく闘いに傷つき、命を失う仲間もあらわれ…。ミツルとの死闘を制し、ワタルは女神と出会うことができるのか?現世の幸福と幻界の未来。最後に選ぶべきワタルのほんとうの願いとは―。運命に挑んだ少年の壮大なる旅を描いて、勇気と感動の涙をもたらす記念碑的超大作、ついに完結!

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を、99年には『理由』で直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんちん

101
なるほど、エンディングはそうきたか。宮部的なエンディングとしては、随分と可愛らしいが、ファンタジー&ゲーマー宮部のエンディングとしては、いいのではないかな。時間軸は平行なのに、時間軸改変の結果は許容範囲かな(読込み不足?このあたりは説明あった?)。どうせなら、幻界での仲間との精神的な交流も続くような配慮があると、もっとファンタジーチックなエンディングだったかも(ちょっと幼稚っぽすぎるかなw)。ご都合主義などの細かな突っ込みは抜きに、素直な宮部ファンタジーワールドを楽しもう!そんな”お話し”だった。2013/08/17

レアル

86
ワタルの旅もとうとう終わってしまった。ワタルの最後の選択が「本当に大切なもの」を改めて気づかせてくれる。ファンタジーはあまり好きではないけれど、宮部氏のファンタジーは、主人公が訪れる町一つ一つにきちんとした歴史が存在するし、其々の町に住む者についても特徴や区別化等、その世界観の構成が緻密なので、ワタルと一緒に冒険&世界旅行をしているかのような楽しさがある!なんていろいろ書いたが、一番の感想は物語がただただ面白く、寝るのを忘れて睡眠不足になりながら読んだ。ワタルおめでとう!大きく成長したね。2015/10/23

NAO

74
【「旅週間」参加】ワタルは、ミツルのように功利主義に徹することができず、自分の目的を達成するためになら相手がどうなってもかまわないと割り切ることもできない。旅の途中で知り合った人たちと仲間になってわいわいと進んでいくワタルの旅は一見効率的でないようにも見えるが、旅の仲間とふれあい、幻界の人々の生活ぶりをつぶさに見ていくことで、ワタルは成長していく。そんなワタルとあくまでも自己本意なミツルとの差はあまりにも大きい。2020/07/11

射手座の天使あきちゃん

58
小学生の亘は、平和な生活を取り戻すため異世界へ旅立つ やや単調です

せ~や

53
ワタルの最後の決断がすごいなって思いました。無しになんて出来なくて、全部があって自分で、そう思えて初めてきっと乗り越えられるんだろうなって思いました。3部を通してのワタルの成長に感動です。2006/08/06

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