角川文庫<br> 世界の終わり、あるいは始まり

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角川文庫
世界の終わり、あるいは始まり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043595044
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。

著者等紹介

歌野晶午[ウタノショウゴ]
1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」の第1位に選ばれ、また第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

180
自分の息子が犯罪者ならどうするっていう話。アドベンチャーゲーム感覚です。2013/08/31

ナルピーチ

173
その読後感は決して後味の良いものではなかった。12歳の少年が犯した連続誘拐殺人事件を起点とし、その証拠を見つけてしまった父親の視点から複数のストーリー(妄想)で組立てられた物語は、小説ならではのプロットで読み手を惹き付ける。息子の犯罪は黒なのか。それとも白なのか。疑心を抱く父親の姿は、もはや善悪の区別すらなく、混迷の深みへと嵌まっていく。彼等にとっての『世界の終わり、あるいは始まり』その先の結末は誰にも解らない。パンドラの箱の様に多くの災いが飛び出した後、最後に残るのは希望である事を願いたい。2022/05/01

再び読書

173
子供の親としてぞっとする話。しかし、真ん中くらいで終わりと思ったら回想、また終わりと思ったら回想の繰り返し。いったい何が本当と思い、いつか、雄介が無実だったらと期待しながら、最後は救われない現実にさらに収束する。新保氏の「ボーダーライン」にも打ちのめされたが、この話も子供が小さいのと、言い方は正しくないが、真っ直ぐ歪んでいるのに凹む。歌野氏の才能は認めるが、あまりにも救いの無い話に心が揺るぎます。良い学校に入れなくていいから、人として真っ直ぐ育ってほしいと強く望みます。2014/12/10

いーたん

134
序盤から一気に引き込まれぐいぐい読み進め、この先どうなるの?えっ!?そうなるの?じゃあ、その続きは。。。と思ったら、へっ?えっ?ナニコレ?パラレルワールド?妄想?夢?なんだこれ?が繰り返されるという一風変わった構成でした。しかもどのルートに進んでも生きるも死ぬも地獄。メンタル削られました。ラストはお茶を濁された感が否めず主人公一家が結局どうなったのか気になります。2014/11/15

chika

111
少年犯罪の作品で、貴志先生の「青の炎」がストレート、東野先生の「白夜行」が、カーブ、本作がシンカーな?印象(๑˃̵ᴗ˂̵)。 現実と虚構の境界を意図的に不明瞭にし、ハンパない幻惑感をもたらせてくれる作品です。崩壊、再生、パンドラの箱etc描写は、作品名同様斬新です。(^。^) 2017/10/22

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