角川文庫<br> キャピタルダンス

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角川文庫
キャピタルダンス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043582037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

私は、成功したビジネスの二番煎じに甘んじたりはしない。自分のアイデアを、自分のやり方で広めてみせるのだ。林青は、日本生まれの中国系女性。シリコンバレーでは、よく知られた起業家だ。なのに、日本では出資者が見つからない。莫大な利益をもたらす特許をにぎる青。その周囲に、忍び寄る陰謀の数々。熾烈な開発競争を制するのは誰なのか!?時代を走り抜ける起業家・青を描いた、爽快感あふれるエンタテインメントノベル。

著者等紹介

井上尚登[イノウエナオト]
1959年神奈川県生まれ。東海大学工学部卒。会社員を経て放送作家となる。99年『T.R.Y.』で第一九回横溝正史賞正賞を受賞し作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jun

3
著者の作品は映画化された「T.R.Y」に続いて2作目。前作も「騙し」がテーマだったが、本作はそれを凌ぐ壮絶な「騙し合い」の物語だ。ネットビジネス、ベンチャー企業の上場、M&Aとなかなかダイナミックな舞台装置の中、張り巡らされた伏線が次々と見事に回収されていく後半は、正に頁をめくる手が止まらず、ただひたすら騙される快感に酔ってしまった。「ビルゲイツを振った女」である林青のキャラも一筋通っていてナイス。2013/07/14

福猫

1
明晰な頭脳と、度胸と、資産があれば起業も可能に思えてくる。明晰な頭脳も、資産も、度胸もない自分の代わりに、本作の主人公が、爽快なまでに成し遂げてくれる。女性だからといって、遠慮はしないし、へこたれもしない。のされてものされても立ち上がっていく。まさに、息つく暇も無いといった感じで読んだ作品だナ。女性は特に感情移入しやすい作品ではないカナ。2004/02/11

K

1
ITバブル前後が舞台。伏線の回収が見事でビジネス小説としてよりもミステリーとしてのほうが楽しめる。2011/03/25

ながはな

0
一気読みとはいかなかったけど、周到に張り巡らされた罠にちょっとドキドキ。起業の難しさも凄くリアルに描かれてたと思いますした。2012/05/23

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