出版社内容情報
門限６時！ 超厳格教育で育てられた箱入り娘の浜口美緒。両親の目を盗んでコンパに出かけるが、家に帰ると部屋に見知らぬ女性の死体が！ 大学生探偵・匠千暁が事件の解明に乗り出した。長編新本格ミステリー。
内容説明
門限はなんと六時！超厳格教育で育てられた箱入り娘のハコちゃんこと浜口美緒。両親を説得し、やっとのことでアメリカ旅行の許可を得た。両親の目を盗んで大学の仲間が壮行会を開いてくれた出発前夜、家に帰ると部屋に見知らぬ女性の死体が！男性陣が駆けつけると、こんなトラブルに巻き込まれて旅行が中止になってしまっては、と興奮したハコちゃんは、喉にナイフを当てこういった。「この死体を捨ててきてくれなければ、わたしは死ぬゥ！」。とんだ難題の処理が大事件に発展し…。タック、タカチ、ボアン、ウサコ、キャンパス四人組が挑む第一の事件。長編本格ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ＠2019.11.2～一時休止
128
匠千暁その２。今回は長編で時系列では最初？。安楽椅子っぽい感じなんだけど、エピローグにはやられました。2015/08/28
nobby
84
タック&タカチシリーズ初読み。大学生の飲み会のノリに少々グダグダ感じるも、その個性で救われている感じ。飲み仲間ハコの自宅に残された死体に巻き込まれていくが、それにしても出てくる人が皆好かない人物ばかり…全く関係性の感じられない事柄が結びついていくのはさすがだが結末は暗く何ともやりきれない。そのロジカルに解明していく様が酒の勢いで酔拳ばりに閃きを生み、エロに目覚めていくのが面白い（笑）2016/03/04
Akira
62
★★★☆ あははは、はいっ、すみません参りましたって感じ（笑）帰宅したらリビングに知らない女性の死体が。側には髪の毛が詰まったストッキング・・・本格サスペンスミステリーと思いきや、いきなり明日からの旅行の為に警察に連絡しないと言い出すおハコちゃん！？ 期待外れというのか期待以上というのか。最後はそう来たかとお手上げ。でも、財布無くなった件は一体なんだったんだ。面白かったです。2017/06/19
Yuna Ioki☆
58
1168-371-25 ☆レッツニシザワ☆No.2タック&タカチシリーズ第二弾。「解体諸因」と違って長編。久々にラストにやられました(¯―¯٥)トリック云々よりも恋に目が眩んだ人の怖さを目の当たりにした気分。。。スワッピングはあまり事件に関係ない気がしないでもないが。。。やっぱり下戸は勘定に入ってないのね（笑）2015/09/11
papako
56
タック&タカチシリーズ1冊目。短編では何篇か読んだことがあります。いわゆる安楽椅子探偵ものになるのかしら。いやー、さすが西澤保彦です。不穏な登場人物、なんとも言えない動機、落ち着かない空気感です。一筋縄ではいかない。設定や人間関係など、ちょっと時代を感じますが、なかなか読ませてくれました。しばらくこのシリーズ追いかけます！2015/08/16
