角川ホラー文庫
アナザヘヴン〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043493012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ベテラン軍事飛鷹健一郎と部下の早瀬学の前に東京を震撼させる連続殺人事件が発生した。犯人は、殺害した被害者の首を切り取り脳を料理して食べていたのだ。飛鷹と早瀬は犯人らしきひとりの女を追いつめ、事件は解決するかのようにみえたが…。未知の猟奇殺人事件にふたりの刑事が挑む、サイコサスペンス巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

166
この著者初読み。エンターテイメントとしてのぶっ飛ばし方と謎のチラ見せ感。そして背後に潜むまた別の謎。痛快で中身のないジェットコースターに陥ることも無く、人間の存在の罪と罰をテーマに持ってきた。面白い。単なるグロと一線を隔した傑作だと思う。上巻はいいところで終わった。根拠のない予感だが、この著者なら下巻も面白いだろうと思う。これは良い!実は映画化されていたと言うのは上巻読後に知った。2017/02/06

42
これは久しぶりの大ヒットとなる予感。それくらいひき込まれた。このどぎつい描写。どちらかというと耐性のある方ですが、さすがに脳シチューの現場の描写には食欲が失せた。しばらくシチューは献立からきえますね。でも、この出し惜しみなしの凄惨さ、最高です。基本的にサイコパス系の話が好きなので、どんぴしゃ。得体のしれないものへの恐怖と吐き気を催すような描写。ストーリー的には、他の作品で読んだような展開ですが、それでもこの先の展開にはらはらドキドキさせられる。さっそく下巻に。2015/11/24

はつばあば

40
地球上、日本、地方都市で起こる自然災害の奥深くで、または犯罪の奥深く潜む巨悪な輩が存在することを私達は知らない。本当は何が起こっているのか私達は知る術もない。そんな不思議な存在を否定できない何か・・・未知の生物?悪意のエネルギー?。もうひとつの天国って、鬱積した物を吐きだした固まりが集まった処?。頭が堅くなってる。下巻を読み終えたらもう少し柔らかくなってるかな^_^;2015/07/05

momi

27
お気に入りさんが読まれていたので…。面白いーーーーーっ!!感想は上下巻まとめて下巻の方へ!!ハマるわ〜!2014/05/17

うーちゃん

24
Xファイルとか寄生獣とかハンニバルシリーズなんかを、ふわっとミックスしたような。人間の脳で××という、かなり猟奇的な事件を描いていて、サイコホラーとしての読み応えを期待したが、どうやらSF方向に舵をきる模様。こういう系統のホラー流行ったよねえ、と懐かしみつつ読むにはじゅうぶん。下巻もさっくりと読むつもり。2016/03/28

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