角川ホラー文庫<br> カムナビ〈下〉

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角川ホラー文庫
カムナビ〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 718p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043461042
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

考古学者・葦原志津夫は、前代未聞といわれる青い土偶に秘められた謎と、行方不明の父の足取りを追い続ける。その頃、気象庁は各地で原因不明の異常気象を観測、NASAの探査機・ボイジャー2号からも宇宙の異変を示すデータが送られてきた。未曾有の危機は、ついに最終局面を迎える…。ヴェールに包まれた邪馬台国の真の姿とは?古代人は何故、蛇を神と崇め、円錐形の山を「神の火=カムナビ」山と呼んだか?すべての謎が一体となる「禁断の黙示録」、驚愕の最終章。

著者等紹介

梅原克文[ウメハラカツフミ]
1960年富山県生まれ。コンピュータ・ソフト会社勤務を経て、93年、『二重螺旋の悪魔』でデビューし、各方面から絶賛を浴びる。続く第二作『ソリトンの悪魔』で第49回日本推理作家協会賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

72
再読。お風呂で読書。初めに謝っておきます。この本が好きな人にはすいません。でも俺にはちょっとなぁ…再読なので、改めて読むと面白いかなぁって思ったんだけど、なかなか苦痛でした。上巻500ページ越え、下巻700ページ越えの超大作だけど、俺にはただ長いだけに感じてしまって。最後まで読むのが苦痛でした。たぶんね、もっと削れるのよ、文章。もっとスマートにできるのよ。長く書けばいいってものではないのよ。どれだけ自分の知識を文章から削るかが作家の腕の見せ所なのよ。短文に思い込める。それが面白い作家さんだと思うんだよね。2023/05/01

とくけんちょ

51
これは、好みが分かれるだろうな。下巻に入り、一気に現実味がなくなり、いろんなものを置いてけぼりにしつつ、突っ走るストーリーが完全にトンデモ本!膨大な知識?を盛り込み、盛り込み、書き終えた時の作者は大満足という気がする。私自身は、最後まで楽しく読み切ることができた。2023/06/23

poke

16
下巻になって、キャラやストーリーのチグハグ感やはちゃめちゃ感に慣れてきた。色々つっこみながらも読了。なんか、知識の無駄使いのような気がする。2021/03/08

あかつや

8
下巻長かった。長すぎて途中で飽きてきちゃったよ。同じこと何回も言ってるのを削ってもうちっとコンパクトにまとめてくれたらいいのに。祐美ちゃんが可愛いのはわかったからさ。なんで彼女を描写する時にいちいち「可愛い顔」を付ける?それどんだけ読者に伝えたいんだよ。でも終盤はなかなか面白かった。ファンタジーでもなんでもない現代日本を舞台にした小説で、ここまで堂々と封印を解かれし怪物を伝説の剣でやっつける話をやるなんて。色々小難しいことを語るけど、物語の軸であるパラドックスの謎はもう解明されちゃってるのがなんか残念。2019/12/30

ねこ@にゃーにゃー

4
「アルマゲドン」という米映画を思い出した。宇宙から降ってきた星のかけらが大気圏に突入して強力なミサイルになる・・・映画ではエジプトのピラミッドやパリの街に落ちて大被害をもたらしても、北米では荒野に落ちて人的被害はなかったように記憶している。米映画だから自国には被害少なく、ヒーローは米国人で。日本のフィクションは、日本に被害を与え、被害が世界に及ぶ前に、日本人が世界を救う。北米人と日本人の考え方の違いを思った。 上中下と3巻にしてもいいほどの頁数だったのでは?神話に気象学に天文学、こっちもボリュームあり。2021/03/06

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