内容説明
若き考古学者・葦原志津夫は、前代未聞の土偶を発見したとの報を受け、茨城県の石上遺跡へと向かった。しかし、現場には無惨な焼死体が転がっており、情報提供者とも連絡が取れなくなってしまう。彼は十年前に行方不明になった志津夫の父に関する情報も手に入れていたようだった。志津夫はわずかな手掛かりを頼りに調査を始めるが、徐々に、この事件が人類を破滅へと導く幕開けであることに気づかされる…。前人未到のスケールでおくる、傑作サイファイ・ホラー。
著者等紹介
梅原克文[ウメハラカツフミ]
1960年富山県生まれ。コンピュータ・ソフト会社勤務を経て、93年、『二重螺旋の悪魔』でデビューし、各方面から絶賛を浴びる。続く第二作『ソリトンの悪魔』で第49回日本推理作家協会賞を受賞
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