出版社内容情報
かわらないものだけを見つめ、毎日を新鮮に生きた相田みつをの心の歳時記。「誰のものでもない自分の言葉を、書という形式をかりて表現する」それが相田みつをの仕事だった。裸の自分を語りつづけた作品集。生きていくうえで様々な壁にぶつかり悩むとき、力づけてくれる言葉の数々。
相田 みつを[アイダ ミツヲ]
著・文・その他
松岡 史恵[マツオカ フミエ]
著・文・その他
内容説明
人間の弱さも哀しみも受け入れ、心の奥底にひそむ真実を見つめ続けた相田みつを。生きるために、本当に大切なものは何なのか、裸の心で語りかけた魂の書。「いちばん書きたかったことが、いちばん自由に書けた」と著者自身がのちに語った渾身のメッセージ。
目次
捨てる
べんかいしながら日がくれる
男は
うそ
感動いっぱい
出逢い
懸命
藕糸(蓬根の糸)
K君へ
このわたし〔ほか〕
著者等紹介
相田みつを[アイダミツオ]
大正13年、栃木県足利市生まれ。書家・詩人。旧制栃木県立足利中学校卒業。旧制中学の頃から短歌、禅に出会い、独特の世界観を書として表現する。昭和59年、『にんげんだもの』出版を機に、多くの日本人の心をとらえ、根強いファン層を拡げた。平成3年12月、六十七歳で逝去
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感想・レビュー
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maimai
33
相田みつをさんの詩集です。一番心に残ったのは「おかげさま」 。つまづいたり転んだりすることで自分が分かってくる。過ちや失敗を繰り返すおかげで人のことをいう資格がないことに気づく。自分の弱さとだらしなさに気づく。失敗や悩みにおかげさまと感謝の気持ちを持つことで自分を成長させることができるみたいです。何事も感謝ですね(* ̄∇ ̄)ノ2016/04/09
パフちゃん@かのん変更
31
生き方の本だけど、説教臭くなくていい。ちょっと卑下しすぎと思ったが、自分が一番かわいいと素直なところもいい。「あってもなくてもいいものはないほうがいいんだな」という武井老師の言葉が心に残った。2013/02/12
田中寛一
25
相田みつをさんのカレンダーが何年も我が家にはある。日めくりカレンダー。何年でも使える。見るたびに「そうだなあ」と思う自分がいる。この本も何年も前に読んでるはずだが、頭に残っていない。残っていれば、もっと素晴らしい人間になれるのだろうが。何度出会っても、自分を振り返らせてくれ、ありがたい。生きていてよかった、と思う。「〜のに〜」「おかげさま」これからも我が身を振り返るのに、心に留めたい言葉ばかりだ。この書にまたほっとさせられる。2020/02/25
モッタ
13
★★★☆☆ 「おかげさま」からわかるように感謝を大切にしている相田みつをさん。良いことを言おうとしていないところがいい。 2011/11/02
しょうご
12
小学生の頃から相田みつをさんの作品を目にすることはありましたが、本の形で読むのは初めてでした。 特に印象に残ったのは「一生勉強 一生青春」でした。 身体は衰えようとも、心ははつらつと生き生きし続けたいです。2021/10/18