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角川文庫
80歳の世界―ぼくの老人体験レポート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043447060
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0195

内容説明

二〇一五年には四人に一人が老人(六五歳以上)になるといわれる日本。高齢化の問題は様々に議論されているが、そもそも老いというのは、どういう状態なのだろう。老人の筋肉や関節、目や耳は?横断歩道や階段の歩行はどうか?また街ですれ違う人びとの反応は?五十代の著者が全身におもりとサポーターを装着し、特殊メイクで八〇歳のおばあさんに大変身。街を歩き、人に会う。実体験レポート。

目次

第1章 アキばあさん誕生秘話
第2章 アキばあさん養成ギブス
第3章 アキばあさん街に出る
第4章 アキばあさん乗り物に乗る
第5章 アキばあさん買い物をする
第6章 アキばあさん「とげぬき地蔵」で考える
第7章 アキばあさん“銀ブラ”する
第8章 アキばあさん空に飛び立つ
第9章 特別養護老人ホーム「あさひ苑」の一日

著者等紹介

永井明[ナガイアキラ]
1947年、広島県生まれ。東京医科大学卒業。モントリオール大学国際ストレス研究所所員、神奈川県立病院内科医長を経て、執筆活動に入る。88年『ぼくが医者をやめた理由』がベストセラーとなり、その後も作家、ジャーナリストとして多彩な活動を続ける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みん

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元医師である著者が、手足に装具をつけて老人を体験するレポート。この人の「ぼくが医者をやめた理由」という本を依然読んだことがあったので購入した。手足に重り、関節にはサポータ、顔は特殊メイキャップとかなり専門的に老人化している点は面白い。また、著者自身が老人の視線になって、いろいろ愚痴を言うあたりも新鮮味がある。なにしろ、実際に体験しているわけであるからリアリティがある。世の中は老人には決してやさしい状態ではないことを認識させられた。もう少し、社会問題として取り込む寒天があれば、さらに面白味が増すだろう。2012/05/11

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