感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
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1968年、反ベトナム戦争を掲げる学生による米コロンビア大学占拠事件に参加した19歳の青年の手記。自分のしていることや沸き上がる胸の内について、何かの形で表現せずにいられない若々しさが、ひしひしと伝わるのだが、この手の自信過剰で真っ直ぐなアメリカ青年は、私には危なっかしく映ってしょうがない。こういうのが現代に至ると、冬のアラスカ山中に入って怪我して餓死するジョン・クラカワー『荒野へ』集英社文庫(2007)になったりする。やはり私には、高野悦子『二十歳の原点』新潮文庫(1979)の方が胸にしっくり収まる。2010/02/07
ind
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68年当時のアメリカの大学生…学生紛争のさなかでの手記です。その時代を実体験していないのでよくわからない部分もあり、消化不良です。そう言えば同世代の加藤和彦さん 自殺しちゃったな…残念…2009/10/01