角川文庫<br> デセプション・ポイント〈上〉

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角川文庫
デセプション・ポイント〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042955085
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

国家偵察局員レイチェルの仕事は、大統領へ提出する機密情報の分析。現在、ホワイトハウスは大統領選の渦中にあり、現職と争っている対立候補は、なんと彼女の父だった。選挙戦はNASAに膨大な予算を費やす現政府を非難し、国民の支持を集めている父が有利に進めていた。そんなある日、レイチェルは直直に大統領から呼び出される。NASAが大発見をしたので、彼女の目で確かめてきてほしいというのだが…。

著者等紹介

ブラウン,ダン[ブラウン,ダン][Brown,Dan]
米ニューハンプシャー1964年生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。1998年『パズル・パレス』でデビュー。2003年、4作目となる『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行、1週目からベストセラーランキング1位を獲得し、各国でも次々に翻訳出版され、社会現象といえるほどの驚異的な売れ行きとなる。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

253
著者ダン・ブラウンの3作目作品。NASAが北極圏で火星からの隕石を発見する。隕石の中には微生物の化石が含まれていた。NASAをはじめ、権威ある学者たちが調査した結果、それは地球外の生物の痕跡であることが判明する。時期はちょうどアメリカ大統領選挙期間中であり、現大統領ザカリーは、この成果をもって再選を目論む。一方大統領の座を狙うセクストン上院議員は、膨大なNASAの年間拠出金の削減を唱え、両者は一騎打ちの様相を呈する。しかしNASAによる地球外生物の痕跡発見には裏があった―― 2017/04/04

サム・ミイラ

125
ダン・ブラウン処女作。米国の政治と権力者たちの描き方は少々強引で単純に過ぎる感もあるが、大統領選に絡む陰謀劇はこの手の話に目がない私は非常に面白く読めた。いつもながらダン・ブラウンの小説は勉強になる。今回のテーマは我々もよく知るあのNASA。日本人として知らなかった側面に驚かされる。トランプがなぜこの金食い虫を標的にしなかったのかも読むと納得する。出だしは緩いが中盤から俄然盛り上がる展開は映画になれば面白いと思うがテーマがテーマだけにさすがにこれは無理か。ヒロインの逆襲を期待しつつ下巻へ。2017/03/09

nobby

116
再読。子供の頃宇宙飛行士に憧れ、大学での専攻は国際政治だった自分にはまさにピンポイントな作品!アメリカ大統領選に向けて、有力対抗馬からその膨大な予算を非難対象とされたNASA、それに対し現職からの起死回生の目論見。そのお互いの攻防にワクワク止まらず一気読み♪章毎に切り替わる視点も、時系列のズレがないので分かりやすい。段々と明かされる大発見の内容と、一方で様々発生している綻びが気になりもう夢中(笑)結局、両陣営ともに悪事企みせめぎ合う様を生々しく感じながら早速下巻へ♪2017/02/27

優希

77
面白かったです。自分の父が大統領と争う対立候補とは驚かされました。NASAが見つけた大発見を解明するべきレイチェル。アメリカ大統領選挙がベースですが、思わぬスケールの大きさに驚かされました。2019/07/23

absinthe

76
国家的陰謀で隕石の捏造が起こり、主人公がそれに気付く。(捏造はプロローグで読者に明かされるからネタバレではない)捏造の隠蔽と戦う主人公。誰が味方で誰が敵か?だんだん解らなくなっていくのが面白い。やめられない面白さ。同著者『ダヴィンチ…』のような歴史談義はない。国民から予算縮小を迫られるNASAが破れかぶれの反撃に出ているのか? 2015/10/20

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