出版社内容情報
古代エジプトの砂漠の合間に実在した禁断の村、真理の場。王家の墓を建てるため、守り続けられた秘宝「光の石」をめぐり、男たちの野望が新たな伝説を生んだ--壮大なスペクタクルが幕を明ける、待望の第2巻。
内容説明
ラムセス大王の治世により平和を謳歌するエジプトの奥深く、砂漠の山間に、一握りの選ばれし者だけが住む、閉ざされた禁断の村“真理の場”が存在した。五百年もの間、神聖なるファラオの墓所の建設を続け、大麦を金に、物質を光に変える力を持つというエジプトの秘宝“光の石”を守り通してきたこの村に、変化を迫る波がじわじわと押し寄せていた―。村の存続に野心を燃やす若者、秘宝と権力を我がものにせんと企む者…それぞれの野望が渦巻く“真理の場”を舞台に、今、壮大なエジプトの伝説が繰り広げられる。
著者等紹介
ジャック,クリスチャン[ジャック,クリスチャン][Jacq,Christian]
1947年生まれ。フランス、パリ生まれ。ソルボンヌ大学で哲学と古典文学を学び、後にエジプト学の研究で学位を取得。17歳で初めてエジプトを旅し、以来その魅力に取り憑かれる。エジプト学者でもあり、エジプトを舞台にした数々の話題作を発表、世界的なベストセラー作家となる
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感想・レビュー
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いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
16
*英雄物語1巻*古代エジプトの奥深く…秘匿され、砂漠の合間に実在した禁断の村“真理の場”五百年間、ファラオの墓所心臓部を設計した選ばれし者だけが住む神聖な地だが、人間の欲望はついにこの聖域すら権力の戦場に変貌させてしまった!?(紹介文・他より)――これは秀逸!エジプト学者の著者が贈る、極上のエジプト大河ドラマ!今回の舞台は、ファラオの王墓造営に携わる人々が住む、隠された職人の村“真理の場”と、そこに住むセンネジェムと呼ばれた名誉ある墓職人たちの物語…。 ⇒続き2014/02/23
からあげくん
2
以前に購入して読んでいなかったものを、手に取り・・・ あっという間に、作者の表現力、世界観に加え魅力的な登場人物に引き込まれています。続編3冊まとめてAMAZONで注文しちゃいました。2015/07/18
たぬきち
1
図書館の予約本が来てるのに古代エジプトものが読みたくて。ラムセスと時代が重なってるので分かりやすい。何回か読み返してるけど飽きない。烈火が職人として真理の場に迎えられパネブとなった。まだまだ騒ぎを起こしそうだ。2017/11/21
あき
1
古代エジプト第19王朝中~後期。ファラオたちのために王墓を建設し、装飾品を作る、真理の場の人々。そして、真理の場に伝わる、光の石をめぐる話。『太陽の王ラムセス』の続編といえるようないえないような。通ずるものはあるけれど、続編だと思って読むとちょっと違うような。でもラムセスが出てくるとなんだか嬉しい。そして、メルエンプタハの時代へと移っていく。2012/04/28