内容説明
18世紀末、北米大陸はヨーロッパ諸国の植民地として分割され、多くのアメリカ人が新しい土地を目指して西へと向かっていた。旅は危険に満ちていた。森には精霊が宿り、先住民が白人の頭皮を狙って潜んでいた。そんな森の奥深くで、特別な力を持った子供、アルヴィンが生まれる。彼はもう何世紀もの間生まれてこなかった、創造主の生まれ変わりだった。しかしアルヴィンの命を狙う黒い影が近づいてきているのを彼は知らずにいた…。米SF界の俊英が描くファンタジーの最高峰。世界幻想文学大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
8
いまいちだったと記憶。
どんまいシリル
5
主人公の少年が、何かを成就するために、様々な困難が準備されている。それについてはファンタジーの王道だといえる。ただ、アメリカの開拓時代を舞台に、宗教や、民族問題がからみ、一筋縄ではいかない感じの物語。そこが、興味深くもあり、面倒くさくもあり、さて、どうしよう。これも、未完のシリーズらしい。次巻までは図書館にあるのだけれど。2016/06/03
いとく
3
積ん読本なのでなぜ買ったか忘れたけど、『エンダーのゲーム』読んでその流れで買ったっぽい。SFと思って読んでたらパラレル歴史ファンタジーでペギーは主役じゃないのね、いろいろ勘違い。ミラーの衝動は『第七な封印』のペイシェンスを思い出す。殺人ではなく些細なことで、やってはいけないことをやりたくなる衝動を無理矢理抑えることってあるなと思った。ちょっと宗教的な部分があって私的に合わないけど頑張って読むかーって思って読了したけど、これ、物語が終わってないことに気づいた。シリーズものなんですね、続き持ってない。。2019/11/04
shou
3
アメリカ開拓民と教会の関係の中に、呪いや魔術といったファンタジー要素を上手く織り込んできていて、現実感が面白い。物語はまだまだ序章。2015/05/28
烏骨鶏
1
アメリカ開拓時代のある家族を中心とした物語。と思ったが、実はこれ実際のアメリカではない、あり得たかも知れないアメリカを舞台としているんだそうだ。話されている歴史上の人物や出来事に一寸違和感があったのだが、解説をよんでそういうことかと合点がいった。少年を主人公として数冊にわたる著者渾身の作品だが、これ以降の続きを手に入れられるめどがない・・・2022/09/18