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角川文庫
魔女の鉄鎚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 603p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042754015
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

老外科医は稀覯本『魔法の書』とともに消された。謎に満ちた父の死の真相究明を決意したビアトリスは、十五世紀に実在した魔女裁判の実践書『魔女の鉄鎚』に遭遇する。彼女の身辺に忍び寄るさまざまな影…。女はなぜ魔女なのか、教会はなにを恐れるのか。女のエロス、都市のカルト教団、ヴァチカンの秘密図書館…。やがて、ビアトリスは身の毛もよだつような真実に近づいていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

12
長い・・・。序盤は先の読めない展開なのだが、古書絡みの話は飽きない。終盤の急展開で、主要登場人物を簡単に殺しまくる・・・人非人だよなぁ、この作家。2013/08/07

Lua Cheia

5
稀覯書、オカルト、浅羽莢子訳、で読んでみたが……期待はずれと言わざるを得ない。どれもこれも類型的で、浅い。主人公が声高に叫ぶ、社会に対するフェミニズム的な怒りはそのまま作者の主張か。主人公をめぐる三人の男の始末のつけ方、物語それ自体の落ちのつけ方も、ご都合主義で不満が残る。2009/10/09

こっぺ

2
恩田陸推薦の一冊。「女であることの恐怖」だそうだ。ナルホド。テーマが禁断の書、黒魔術、実際に行われていた魔女裁判ということで、すっごく惹かれる!魅力的なのだ、、、けれども。主人公ビアトリスが究極に自分勝手で傲慢で、「貴女が原因ですよね?」と断罪したくなる。2008/10/12

負け猫

1
私はこれ結構好きだわ。胸くそ悪くなる内容で、確かに主人公そんなに好きになれなかったし、中盤結構だれたけど、ラストは一気に進み、ドキドキとまらず。男からしたら『魔女の鉄槌』かもしんないけど、女からしたら『魔女への鉄槌』じゃない?ラヴロックが素敵。『眼は嘘をつく』もこの作品も、いい意味で人間の気持ち悪い部分の書き方がすごいと思った。2013/09/06

1
気持ち悪い。でも結構好き。2012/10/18

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