角川文庫<br> 人にはススメられない仕事

角川文庫
人にはススメられない仕事

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042701064
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

落ちこぼれ白人ハップ・コリンズは、夜毎クラブの用心棒をしつつ、親友レナードと恋人ブレットの好意に甘えて生きる毎日。だが安穏な日々は続かない。気づけばハップは、売春宿で賑わう危険な町フーティ・フートへ繰り出す車に、レナードらと共に乗り込んでいた。すべてはブレットの娘、ティリーを売春宿から救うため。やたらと態度のでかい赤毛の小男や、バイク乗りのギャング団、冷徹な殺し屋どもを相手に、ハップとレナードの奮闘がまた始まる。益々過激さを増すMWA受賞作家のライフワーク最新作。

著者等紹介

ランズデール,ジョー・R.[ランズデール,ジョーR.][Lansdale,Joe R.]
サスペンス、ホラー、ウエスタンを書き分ける多彩な才能の持ち主。英国幻想小説賞、アメリカ・ミステリ賞、ブラム・ストーカー賞など数々の栄誉に輝いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ずっきん

62
ハップ&レナードシリーズ4。今回は、下品に加えて汚なさMAX。動物愛MAX。そしてバイオレンスもMAX。シリーズ物にありがちな、キャラをドーンと立てた荒唐無稽なエンタメかー、こういうのも悪くないね♪なんて思った端から、読み手の甘っちょろさを殴り飛ばすランズデール。期待をへし折る面白さ(笑)。信じがたいことに「チンポコ」「オマンコ」「ケツ」「クソ」まみれでありながら、非常にロマンチックでペーソス漂うシリーズである。「チンポコ」「オマンコ」「ケツ」「クソ」に耐性があるならば、是非読んでいただきたい。2018/12/28

ネコベス

24
ハップの恋人ブレットの娘はオクラホマで娼婦をしていたが悪党の頭領ビッグ・ジムに酷い扱いを受けて逃げたがっているという。ハップとブレットにレナードを加えて娘を連れ戻す為娼館へ乗り込む。西部劇のような激しい銃撃戦と馬鹿馬鹿しい軽妙な会話のやり取りが楽しいバイオレンスアクション。おしゃべりな小男レッドや悔い改めてチンピラから牧師になったレッドの兄ハーマン、レナードに助けられなついたアルマジロのボブ等今作も脇役が良い味を醸し出している。几帳面なレナードとずぼらなハップが部屋の掃除を巡って口喧嘩するシーンが面白い。2018/10/02

GAKU

16
ハップ&レナード邦訳の第4作。今回二人の持ち味の下品な会話は少な目で残念。しかしアクションはかなり派手になってます。それなりに楽しく読めましたが、チョッと今までとは趣が違うかな!?ランボーか?このシリーズも現時点では残り1作なので、引き続き最後を読み始め!2015/06/26

mortalis

6
ハップ&レナードのシリーズ。今回は、引退した殺し屋で背教者であるハーマンの人物が見所だった。ハップとハーマンが夜に話し、ハーマンが手助けをすると決めるまでの会話。そこでハーマンが語る彼が見る世界は、地獄の要約という他ない。この小説は独自のトーンを失わずに、自然にそんな描写が可能なのだ。その翌朝、この二人は二人並んでシャワーを浴びる全裸美女(40超)に見惚れる。これがランズデール。他には、序盤にある、ハップのあまりのだらしなさに怒ったレナードの説教の場面。最後はやっぱりバニラクッキーかよっていう。2015/09/30

hikarunoir

4
態度のデカイ小人が味。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/434034
  • ご注意事項