内容説明
デイビッド・ウェブとしての平穏はつかのまだった。彼は“暗殺者”ボーンとして、再び殺戮の巷に帰ってきた。見えざる力を駆使する男たちの仕組んだ罠におちて―。アジア。そこはかつて家族を殺され、自ら殺人鬼となることを志願した土地だった。香港の雑踏に立ったときから、彼の意識と身体はボーンのものに還っていた。拉致された妻、マリーはこの香港のどこかにいる。自分の名前を騙る謎の暗殺者、その正体を突きとめることがマリーの発見につながる。そう信じるボーンの前に、やがてもう一つの恐るべき陰謀の貌が浮かびあがってくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
106
映画は覚えていないけれど、マリーはこんなに強かったかしら。なかなか会えない2人。それぞれに奮闘。イライラドキドキしながら読むのは楽しいが、どうでもいいところが結構あり、引っ張りすぎではないだろうか。2016/11/20
kaikoma
2
嘗て混沌としていた香港の怪しさ、暗さがとても良く出ています。アメリカ人の作者から見ると得体の知れない街だったのかも知れません。非情な殺戮者の中にも、家族を愛する気持ちは有るので、そこを上手く描く事で作品に深みが出ています。2010/08/24
アッシュ姉
1
★★★★★
フジキン the 誤字ラ
0
中巻も面白かった!! 前作とは違って「謎」にこだわり過ぎてないのがわかりやすいし、偽物とのやり合いも面白い。 長いんだけど、かと言って単調でもないし、でもずっと一定の緊迫感あるし。 下巻もこのままな感じだといいな!2014/05/27
Ryosuke
0
竹2009/04/07