角川文庫<br> イコン〈上〉

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角川文庫
イコン〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042537199
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1999年。天文学的なインフレに見舞われた瀕死のロシアに、一人の政治家が彗星のように登場した。イゴール・コマロフ。このカリスマ性溢れる情熱的な雄弁家は、冷静な戦略家でもあり、国民の圧倒的な支持を得、次期大統領の座は確実だった。ある日、在露英大使館に不審な文書「黒い宣言」が投げ込まれる。そこには醜悪ともいえる過激ナショナリズム政策が記されていた。英情報部はあることに疑念を募らせる。そして数日後、コマロフの側近が死体となって発見された…。混迷する近未来ロシアを巨匠が大胆に描く、超大型スリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大森黃馨

10
あまり乗れず どうもスタイリッシュなアメリカ映画のイメージ好きではないその感覚が湧いてくる主人公が超人的過ぎるのかマリンスポーツ業に従事しているからか そもそもソ連崩壊後のロシアを自分はどれだけ知っているのかという訳で蘊蓄を得るつもりで取り敢えず今は虚心になって読む 収容所の下りは恐怖に慄く今もあの国には地獄があるのだ 結論評価は下巻にて 2023/11/26

カワセミ440

6
ロシアの、ソビエト共和国連邦の事なんて殆ど解ってなかった(今でも、だけど)。そういえば、中学生の頃短波ラジオが流行った時期があってモスクワ放送(ロシアの声)?聴いちゃいけない、なんて学校の担任から言われたことがあったな。冷戦の時期だったから?共産主義に洗脳されたら困る?全学連とか赤軍派の記憶がまだ鮮明だった頃だった、からかな。どこまでフォーサイスさんのロシア感が正しいのか、はよく解らないけど、結構興味深いところだ。下巻に向かってどう展開していくんだろう?2015/04/06

mami

4
◇図書館◇カタカナの人名が多いとこが苦手ですが、なんとか下巻へ。2020/02/01

fritzng4

3
読み始めて驚いた。96年の本なのに、99年時点から物語が始まる。ソ連崩壊後の激動のロシア、表舞台にはプーチンが現れていない頃にまさにプーチンのような極悪独裁者を予見した近未来ポリティカルサスペンス。上巻で準備は整った。滅法面白いので下巻に期待してしまう。2024/03/31

凛々

2
再読。2022/04/21

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