出版社内容情報
エレナ・ポーター[エレナポーター]
著・文・その他
村岡 花子[ムラオカ ハナコ]
翻訳
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
78
2010年、私のベスト7位。この本に出合えて幸せ。読書普及協会清水理事長の講演で紹介があり、北村先生の人間力ゼミで書評レポートを頂き、丸善で購入、今、読み終えた。米国に天使が舞い降りた。天使は、おしゃべりで、おせっかい。「雄弁は銀」、その背後にパレアナの悲しみと孤独とを宿す。私は、200ページ以降を通勤時に読めない。前向きな良き日のアメリカ、9.11以前のアメリカを感じる。言葉のペイ・フォワードであり、純粋な自然の贈与であり、かめおかゆみこのフォーカスチェンジである。ゼミ生の合言葉は「今日、パレった?」。2010/02/21
やも
77
ちょっと気難しいパレーの元へ、姪っ子パレアナ(11)が来ることに!悲運のパレアナ、聡明な両親とは死別、頼れる身内はパレーしかいません。彼女の趣味は【なんでも喜ぶゲーム】✨どこに居ようと、何をしていようと、どこまでも健気で明るく、とにかく楽しむ気持ちを忘れない。まだ11歳、本当は寂しい時もあるのにね🥲少女のパレアナが時に大人っぽく、大人のパレーおばさんが時に少女のように見える対比も面白い。途中は衝撃の展開もあってビックリ…😰希望や喜びを見つけ出すこと、素直に生きることの大切さを感じる1冊。★3.52022/04/28
美羽と花雲のハナシ
58
『何でも喜ぶゲーム』とは、どんなに辛くて悲しい事があっても、そこから喜びを見出す。喜ぶ事を探し出すのが難しければ難しいほど面白い。最愛な両親が亡くなり、孤児となった少女パレアナは気難しい叔母に引き取られる。叔母に冷たくされ、罰を下されても彼女は笑顔で応える。パレアナは父に教わったゲームを実践していく。困ってる人、悩んでる人、暗い顔をしてる人を見付けてはパレアナは『何でも喜ぶゲーム』を彼らに伝播する。喜びは伝染し幸せは町中に広がる。ネガティブ思考の私にはパレアナの生き方、考え方が眩し過ぎて直視出来なかった。2013/04/06
ぶんこ
55
究極のポジティブ志向なパレアナが、叔母に引き取られ、周囲の人を巻き込んで「どんな事からでも喜ぶことを捜し出す」ゲームを拡めていく。良い考えだなとホカホカしながら読んでいました。気難しかったパレー叔母が、最後は幸せになったのも嬉しい。訳者の解説を読んで、『パレアナ』という普通名詞がウェブスター辞典に「喜びを意味する」と載っているほどに、「パレアナ」が大ブームとなったとあり驚きました。私もゲームは大好き。ところで以前「少女ポリアンナ」を読んでいたのですが、同じ内容でした。すっかり忘れて楽しみました。2022/10/13
やっち@カープ女子
51
「花子とアン」で今日これを花子が翻訳することになったシーンが出て来て、懐かしくなって読んでみた。お父さんから教えられた何でも喜ぶゲーム、楽しんで生きて行くコツがこの本に詰まっている。結局、幸せは自分の中にあるということを教わった心に残る大切な本。2014/08/28