内容説明
石立鉄男に隠された神秘性、みのもんた大人気の秘密、中村玉緒が醸し出す母性の源、田中邦衛のズボン丈の謎、そして…。史上最強の消しゴム版画王・ナンシー関が、日頃から気になる愛すべき「ヘン」な著名人達。そんな彼らへの熱き想いと素朴な疑問を、思う存分綴り、彫り尽くす!文庫化に際し、新たな注釈も加わり、切れ味ますますパワーアップ。抱腹絶倒、痛快人物コラム&版画作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりくに
27
ケシゴム版画のナンシー関の初期作品集。文章の長さもバラバラだが、版画はもちろん、文章の中身も高いレベルにある。1990年代前半の作品だから、もう20年以上前の話。ただでさえ瞬く間に劣化する芸能人の話だから、「誰?」が続出だが、文章は全く古びていない。たぶん、時代を活写しているからだろう。例えば石原伸晃。ノブテルは「慎太郎の息子」、「裕次郎の甥」、「ヨシズミの兄」という三つの「七光り」しか持っていないと。そう言えば、「慎太郎」も初出馬の時、「裕次郎と書かないでください」だった。「七光り」一家なんだね。2018/08/23
背番号10@せばてん。
26
1996年8月7日読了。「消しゴム版画」と云えばナンシー関。(2019年10月23日入力)1996/08/07
読み人知らず
5
必ず笑える。さすがです。帯にもある消しゴムの鬼と呼ばれてみたい、についてまだまだっす。といえる謙虚さと自己のレベルを冷静に見つめることができる能力に敬服。2013/03/07
moe
4
ナンシー関さんのファンだったので亡くなったのが残念でたまりません。今でも芸能界で何か事件が起こると、彼女だったら何て書くかな?と、ふと思ったりします。この本は随分前の本なので内容はどうしても古いものですが、昔を懐かしんで読みました。2010/09/09
SKH
3
特筆すべきはドリフ評。199X。2013/02/26