出版社内容情報
本土防衛の天王山となったマリアナ沖海戦。乾坤一擲、必勝の信念で米機動部隊に殺到した日本軍機は、つぎつぎに撃墜される。電子兵器、兵器思想、そして文化――。勝敗を分けた「日米の差」を明らかにする。
NHK取材班[エヌエイチケーシュザイハン]
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内容説明
太平洋戦争域で守勢に回った日本は、絶対国防圏を設定し新たな戦争指導方針を決定した。一方、アメリカもB29による日本本土爆撃を決定し、サイパンは前線基地として不可欠となった。天王山となったマリアナ沖海戦。乾坤一擲、必勝の信念で米機動部隊に殺到する日本軍機は、目前でつぎつぎに撃墜される。勝敗を分けたのは、新兵器のレーダーとVT信管。電子兵器の差であり、兵器思想の差であり、文化の違いであった。
目次
1 サイパンを死守せよ
2 日本のレーダー
3 日米の兵器思想
4 戦いを制したエレクトロニクス技術