内容説明
秋の日にカヌーで川辺川を下る時、自分が風や波になった気がする一枝さん。ダムが造られる長良川を悲しみと怒りをもって無言で下った天野さん。屈斜路湖から釧路川の源流へ漕ぎ出す北の国の倉本さん。春の四万十川を下りて、川の脆弱さを感じる椎名さん。川をふるさとにし、川をすみかとする大カヌーイスト野田知佑が7人の自然人と現地で語る、興味つきない川と人生のお話。
目次
ふるさとの川を語ろう(渡辺一枝)
長良川に河口堰はいらない(天野礼子)
美しき森と山と川の国よ!(C.W.ニコル)
悠久の川を求めて「北の国」へ(倉本聡)
サケの遡上する南限の川へ(立松和平)
変わりつつある最後の清流(椎名誠)
房総半島で悠々川下り(遠藤ケイ)