内容説明
畑山恵利・31歳。小学校の女教師であり、エンジニアの妻、そして3歳の珠子のママ―。しかし彼女の幸せな人生は、学芸会の日、ひょんなことから犯罪組織の大ボスの命を救ってしまった瞬間、大きく狂い始める。殺し屋につけ狙われ、警察にも指名手配されて逃亡生活を余儀なくされる恵利。なんで私ばかりがこんな目に!?裏切られ、傷つきながらも自分を失わず、逞しく七変化していく一人の女性を追った、息もつかせぬハイパー・サスペンス。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
86
ちょっとした人助けのつもりが、逆恨みされる。 人助けしたのに、殺人をしたと疑われる。 それでも子供可愛さに、生き続ける母親力。 さすがというしかない。 何度も銃弾の下をかいくぐるのは、物語だからであって、 現実なら2度は死んでいるだろう。 最後に大立ち回りのあげく、離婚はするものの、新しい人生が始まる。2011/11/26
おか
50
思いがけなくも 赤川風ハードボイルド^_^はぁ?こんな男あり〜?と思ったり ママの大活劇にうーって唸ったり、、、笑いつも通り ホッと一息入れたくて選んだ赤川さんだけど 今回は あまりホッと ほっこりはできなかった(^-^)/次はやっぱり 幽霊シリーズがホームズシリーズにしよう(//∇//)2017/12/15
masaru
5
ひょんなことから老人を救った小学校教師の主人公が、殺し屋に狙われる羽目になり、とんでもないドタバタな状況になっていく。 「なんで私が、トホホのホ」って話。2020/09/06
みやしん
2
赤川作品の小編によく見られる、平凡な主婦が特殊な人々の騒動に巻き込まれやがて渦の中心になる話し。2018/05/28
サヤカ
1
友達の母さんから借りて拝読。初、赤川次郎大先生。うん、面白い。オーソドックスのサスペンス、道理でドラマにもなる訳や。特徴として登場人物の心理描写が少ないよね。私が好む作品は心理描写と相関図が絡みすきて面白いんやけどドッと疲れるんよな。赤川次郎先生のはサーっと読みやすいね。2021/09/26