出版社内容情報
捜査のために、大財閥に繋がる女性と婚約をした片山刑事。事件はめでたく解決したが、婚約は解消できなかった! そしてやってきた結婚式当日。このまま片山は結婚してしまうのか!?
内容説明
大財閥の娘が、片山刑事に恋をした!?何やらアヤしい心中事件を捜査し始めた片山刑事と晴美。死体を引き取りに来たのは、巨大財閥一族だった。一家の娘・みゆきは、どうやら片山刑事に惚れてしまったらしい。そしていつの間にか、二人は結婚することになってしまったからびっくり!!ついに迎えた結婚式当日。このまま片山は結婚してしまうのか―!?大人気三毛猫ホームズシリーズ第24弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
78
連載でない限り,いつもの通りの展開は仕方が亡い。それでも、片山刑事の透明感あふれる性格と、晴美のがんばりが読みたいために、本書を手にとる。三毛猫ホームズが終わるのは、片山刑事が結婚するか、死ぬときだというのは推測が付く。本巻が最終巻と銘打っていない以上,結婚も死ぬ事もない。愛読者なら、誰でも想像がつくことだ。お決まりの展開を期待して読者は読む。「水戸黄門」のようなものだ。 ps. 小耳に挟んだが、作家の高千穂遥は、エディタでどの位まで来たから,どういう展開にするか,体が覚えているらしい。2011/07/10
まぁいっか
16
貰いもの。赤川作品は好きです。ただ,最近内容が重い作品ばかり読んでいるので,この作品だと,なんだか物足りない。あと,多分シリーズものなのに第24弾だけ読んだのもよくなかったのかも。2012/07/07
ボトム
12
ある意味で三毛猫ホームズらしい作品だと思う。明るい雰囲気で軽妙なやり取りで、救われない。2020/11/30
くらげ@
9
(☆☆☆☆)再読のつもりが、読み覚えがない?!車の中から発見された男女の死体。無理心中を装った殺人の疑いがでてきて捜査に乗り出したが、火枝家の周りでも事件が続く・・・。読みながら片山の結婚??絶対ないだろうなぁ、最後はどう落ち着くのかと思ってたらあの結末・・・。悲しすぎる。2011/06/15
ゆるまる子
8
久しぶりに三毛猫ホームズシリーズを読みたくなり、手に取ってみた。安定の三毛猫シリーズに、安心して読み進められた。 (殺人事件なのに安心という表現もおかしなものですが、、) ただ、久しぶりの赤川次郎先生の描写はあっさりしている印象でした。最近ドロドロしたのばっかり読んでいたからかもしれないです。 いつか三毛猫シリーズ全作読破したい!2020/03/06