内容説明
林の中の古びた洋館―それが私立野々宮図書館だ。ここに所蔵されている本は、どれも犯罪や事件に関係のあった本ばかり。殺人現場で被害者が抱いていた本や、連続殺人犯が愛読していた本、首吊り自殺の踏み台として使われた本など…。この一風変わった図書館に住み込みで勤めることになった松永三記子。彼女が書庫の本を手に取ると、その本にまつわる不思議な出来事が次々と起こるのだった。一冊の「本」が引き起こす様々な事件を描く連作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
達ちゃん
36
軽妙な会話がとっても楽しいほんわかホラーミステリー。これだけサラッと読ませるのってホントすごいです。2019/06/20
のせ*まり
29
赤川作品、読むのは中学生ぶり。テンポも早いしさくさく読めるのですが、何か読後に残ったかと言うと全くなく、、、まぁでもそれが赤川次郎なんですが(笑)読んでたら久々に蔵書の整理がしたくなって、いろいろ分類してたら爪が欠けた、、、こないだネイルしにいったばっかりだったのに、、ショック。。赤川作品は主人公の女の子が好きになれないタイプの子だと最後まで読み進めるのがキッツいなと思った一冊でした、、、純粋に楽しめない私も年を取ったな、、。しかしながらいつも思うけど、赤川次郎のタイトル付のセンスは秀逸2018/09/09
クリンクリン
16
昔DSでゲームをやった記憶があって手にとってみる。はっきり言って内容は全くといっていいほど覚えていない。わけありな図書館で働く女性を主人公に五編からなる連作短編集。赤川さんらしくライトにまとまっている。この軽さが赤川さんの魅力。二十年も前の作品だが、そんなに古臭さは感じず違和感なく読めます。重厚感あるものを求めていなかったので、楽しかったです(*^^*)2014/03/04
あつ子🐈⬛
15
実家の本棚発掘本。これ好きだったなあ。図書館に住み込みで勤められるなんて羨ましすぎる。たとえ"犯罪"がテーマの図書館であっても…。2018/08/01
＊すずらん＊
12
本に纏わる本が好きなので、あっという間に読めました(*^_^*)ビブリア古書堂を思い出しました。シリーズ化されれば良かったのにー(>_<)！！2011/09/21
