内容説明
高校三年の天馬安寿子は陸上部のスター。怖いもの知らずで美人。加えてそのさっぱりした性格で学内の人気者だ。人生が順風満帆に見える彼女にも、人知れぬ悩みがあった。幼なじみ・舞の恋人である一平に密かに惚れていたのだ。しかも泣きたいくらい熱烈に。しかし、一平のようなクールでつかみどころのない男は決して自分に振り向かぬことも安寿子は知っていた…。地方都市に暮らす高校生達の、切ない恋愛と友情の輝き。ノスタルジー豊かな傑作青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
25
会話も文章も非常にテンポよく進んで何気ない若者の日常や悩みが展開されていく物語で読後感がなんとなくいい感じ。 難をいうと会話が誰の発言なのかがちょっとつかみづらかった気がします。2014/02/14
redmove
3
高3の陸上部のスターである天馬安寿子が周り友人たちと共に進路や恋に悩む姿を描く青春小説。三重県が舞台らしく話し言葉が方言で少し読みにくかった。話自体は可もなく不可もなくって感じかな。ボリュームの割にキャラクターが多すぎていかしきれていないいない感じ。2019/03/15
もふもふ
1
電子書籍で再読。安寿子のような人に強烈に憧れたのを思い出す。2018/06/30
ももんが
0
隣の芝生は青い・・・他の人から見たら羨ましいくらい完璧な人でもその人にとったら他の人が魅力的に見える。天馬安寿子は陸上部のスターで美人。周りから一目置かれる存在だがそんな彼女にも悩みがある。高校生達の恋愛や将来の悩みを描いた作品。懐かしく感じました。2014/06/19
haku
0
★4 毎度のほのぼのだけどすごくいい作品です。少女まんがみたいですごくハマってしまいます!2010/09/06