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角川文庫
ぼくはマンガ家

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041851364
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

内容説明

宝塚歌劇、映画、天文学、昆虫が大好きな手塚少年は、終戦の日、焼け跡で自分に誓う、「漫画映画をつくる!」と。その時すでに三千枚の長編漫画が出来上がり、自室にうずたかく積まれていた―。国民的人気漫画家として漫画メディアのパイオニアとして、死にものぐるいで働いた栄光と挫折の日々を描いた唯一の自伝であり、漫画史の貴重な記録でもある。

目次

書き出しがむずかしい―プロローグ
1 やぶれかぶれの少年期
2 廃墟のあちこちで
3 仙花紙文化
4 漫画少年のふところ
5 児漫長屋紳士録
6 第二の戦後のなかで
7 死にものぐるいの季節
いばらと泥濘―エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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8
戦後の漫画界を牽引した巨星。漫画の地位向上に尽力し、子供たちに夢を与え、大人たちを漫画に引きずり込み、動画の量産に先鞭をつけた。獰猛な程の知識欲と観察力で絶え間なく作品を生み出し続けた。その一方若手に嫉妬したり、癇癪を起こしたり、周囲に迷惑をかけ続けたりとマイナスの面も自覚していたようだ。折に触れて手塚治虫の漫画を読んで来たけど、まだまだ未読の作品がたくさん残っている。手に入り難くなる前に読んでおきたい。2021/03/15

みのにゃー

4
漫画は一切なく、自伝。漫画ではないけど読みやすい。刊行されたのは昭和44年。虫プロ倒産前だが、苦労した様子がうかがえる。結婚式の写真が載っているが、美男美女だと思う。2020/05/05

ryuetto

3
クリエイターを目指す人の必読書かもしれません。昭和20年代、戦後間もなくの時期、多くの若者が夢を描いて上京して、現在の漫画界の基礎を築いていったか、詳しく書かれていて非常に興味深かったです。 とにかく「作品を作りたい」とう情熱がひしひしと伝わってくるので・・。 手塚先生の自伝はすでにいくつも読んだつもりだけど、改めて、彼の興味範囲の幅広さに驚かされて、かなわないまでも見習わなきゃなあ・・と色々考えさせられました。ありとあらゆるものに興味を持って、どんどん吸収していったその姿は、やっぱり尊敬に値します。 2003/02/19

スエ

3
キューブリックが「2010年宇宙の旅」を製作する際、手塚治虫の協力を求めたというエピソードを読んで、グッときてしまった。漫画好きの人、漫画の将来を憂うる人にぜひ読んでほしい一冊です。2010/12/31

ハチワレノヤマ

2
手塚治虫の自伝でもあり、日本漫画の歴史でもある。 好奇心が旺盛で、向上心が高く、ちょっと嫉妬深い手塚治虫という人。 漫画、アニメへの愛が溢れんばかりに書かれている。 最後にちょっとだけ書かれている、ウォルトディズニーとの対面の話が好き。 2012/09/09

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