内容説明
『She’s Rain』で文芸賞を受賞した平中悠一。寡作ながら、デリケートな恋愛感情を小説に織り込んだら一級品の作品を発表する作家。彼が、音楽、ファッション、読書、そして恋…、キラキラと輝くキャンパスのデティールを、なまいき!だけど、妙にかわいいコトバ達をつかって描いたコラム&エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasuhisa Ogura
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ある雑誌(POPEYEの8月号)の表紙にこの本が使われていた。かなり前に買ったような記憶が蘇ってきて、本棚を探してみると初版の文庫本を発見。内容は全く覚えていない。タイトルにつられて、大学を卒業したくらいに買ったのだろう。再読してみると、まあ「青い」エッセイが展開されていて、読む方もなんか恥ずかしくなってしまう。著者が学生時代に書いた作品なんで、大学生が精一杯背伸びをしてる姿勢がそう感じさせるんじゃないかと思う。夏に向けて、「青い」感じも、それはそれでいいんじゃないかと思わせてくれる作品。2020/07/21