角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 法然―十五歳の闇〈下〉

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角川文庫 角川ソフィア文庫
法然―十五歳の闇〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041815076
  • NDC分類 188.62
  • Cコード C0115

内容説明

混迷する鎌倉初期、法然は布教によって人々に安心を与えた。従来の宗教の常識を覆した宗教革命者、法然とは何者なのか。思索を深める梅原猛の視線は、叡山を下りた法然の足跡を追う。そして、その視線は布教を支えた権力者、弟子たちへ―。ゆかりの地を辿るフィールドワーク。そこに浮かび上がる生身の法然。法然が打ち出した浄土思想の新しい解釈の真意が見えてきた。梅原猛による初めての法然論。

目次

第7章 『往生要集』の新解釈
第8章 山を下りた法然
第9章 法然の弟子たち
第10章 流罪事件の真相
第11章 『選択集』の思想

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、宮城県に生まれ、愛知県に育つ。哲学者。京都大学文学部卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学教授・同学長を経て、87年、国際日本文化研究センターを設立、初代所長となる。京都市立芸術大学名誉教授、国際日本文化研究センター顧問。92年、文化功労者に選ばれ、99年、文化勲章を受章。著書に『隠された十字架―法隆寺論』(新潮社、毎日出版文化賞)『水底の歌―柿本人麿論』(新潮社、大佛次郎賞)『ヤマトタケル』(講談社、大谷竹次郎賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鈴木貴博

1
下巻は法然の源信解釈・善導解釈、山を下りた法然が暮らした場所、主な弟子たちのプロフィールと役割、流罪事件の真相、選択本願念仏集の思想等について、様々な史料を読み込みつつ、梅原先生流の新たな解釈を提示していく。これまで知っていたものと世界が違って見える、楽しく刺激的な読書。2020/09/06

Melody_Nelson

0
下巻では、弟子たちの話や流罪について書かれていて、当時の政治状況がわかります。国家鎮護の仏教から、民を救う仏教へ…そういう流れが汲みとれる。2014/04/19

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