角川ホラー文庫<br> ケータイ

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角川ホラー文庫
ケータイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041789636
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「いたいっ!いたいよー!やだ、死にたくなーい!」16歳の高校生・関口葉月のケータイに真夜中かかってきた電話は、ナイフで刺し殺される同級生の大絶叫!女子中高生に標的を絞り、断末魔の叫び声を携帯電話越しに他人に聞かせて喜ぶ史上最悪の行為に耽る謎の連続猟奇殺人者。日本中のケータイっ子たちを恐怖のどん底に突き落とした悪魔が、ついに自分の近くまでやってきた!葉月は親友の千春に助けを求めるが、次の生け贄はすでに葉月と定められていた!書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジンベエ親分

28
女子中高生を惨殺し、その現場を被害者の友達に携帯で生中継するという、極めつけに悪趣味な話。普通のミステリーやサスペンスでもエグい話になりそうなのだけど、がっちりホラーな方向に突っ走る。古い話なので冒頭のケータイの危険性云々の話はくどいが、話が動き始めてからは面白い。ただこの話、ケータイ一般のネタにするのではなく、あくまで特殊事例の線で進めた方が、よけいな説明にページを取られる必要がなく面白くなったんじゃ。悪趣味な残虐シーンももっと増やせたかも?(笑)2017/10/14

いっちゃん

7
実際ケータイに支配されている人はたくさんいるだろうけど…犯人にされてしまった人は、いじめも復習も関係ないのにね。その人にも家族がいて、殺人犯の汚名まできせられるのはちょっとかわいそうだった。おもしろかったけどねー。2018/03/02

あかつや

4
ケータイにとりつかれた人間の恐怖。まあタイトルで分かると思うけど、すでに時代の波に呑まれて風化しまくっている機器の話なので、物語もすっかり風化してる感じはある。それ以前に小説としての出来自体もひどいもんだ。でも「情報端末生命体」のアイデアはすごくいいと思うんだよなあ。その方向のSFホラーでいけばもう少し評価も違ってたのに。たぶん話を作る上でその新しいアイデアと連続殺人をうまく結び付けられなかったんだろうと思う。だから個人の怨念やら霊魂みたいなすでに手垢の付きまくったものを導入する他なかった。もったいない。2020/05/20

にゃんとろ

3
ホラーだけど、どちらかというとサイコスリラーに近いかなヽ(・∀・)ノ ワタクシの恐怖するゲロゲログログロものではなかったのでお家で読了(*´ω`*) ケータイは日々進化しているので、やや時代遅れ感がありました(;´∀`) しょーがないですね(;´∀`)吉村先生のせいではありませんヽ(・∀・)ノ 白目のオトンに「俺の目こんなんなりましたけど」と言われたら悲鳴あげますw2015/03/28

Maybe another timeさん

3
1999年出版(文庫) 全体的な内容は吉村さんなん。携帯のオンオフで所持者の存在がオンオフされるというくだりは面白かった。2014/07/19

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