角川文庫<br> 湘南ラプソディー

角川文庫
湘南ラプソディー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041736128
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

猪川警部は神奈川県警捜査一課の名物男。身長160センチそこそこにして外見はすこぶる冴えない。ステンカラーのレインコートのポケットに両手を突っ込んで歩く様子は、どう見ても生活に疲れたサラリーマン。だが、この男こそ殺人事件捜査一本槍で過去に警視総監賞を三つも貰っている県警捜査部門のエースだ。桜木町、大磯、横須賀、黄金町などで次々に発生する難事件に猪川警部が挑戦。哀愁とユーモアで贈るニュー・ミステリー集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カンパネルラ

3
どことなくペーソスがある。主人公の警部はもろにコロンボである2006/09/10

サカナヘン

3
★★★☆☆ 警部と警部補コンビが難事件に挑む。警察ということで、血も涙もない上司が部下をこき使うんじゃないのかと思った。するとどうだ。警部は優しいではないか。殺人事件なのだが、おどろおどろしい感じがない。ユーモアあり哀愁あり(背表紙)でなかなか楽しめた。2009/04/10

you123

2
流石、景山民夫、キャラがいい味出してます。連作短編、読めば読むほど面白い。2014/11/03

yoruyuki

2
このページ数できっちり謎解きして納めるスタイリッシュさですよ。携帯とかPC導入黎明期とかこんな感じだったなあと。今PCさわれないから全部やってもらう上司とか聞いたことないものなあ。風俗として時代を反映しすぎてる分古びて感じるのだけれど、今同じように書いたらすごいんじゃないかと思った。寂しいかぎり。 2011/04/02

ナサーン

2
実家から出てきたので再読。 個性的なキャラクターがその個性でもって事件をぐわっと解決という、 如何にも景山民夫らしいお話。 ただ猪川&錦木に宇賀神&田所程のインパクトがないので、 その分ちょっと物足りない。2009/03/10

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