角川文庫
負けない私

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041717141
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

うるさい姑、常識はずれの娘、わがままな姉、オタクな兄・・・。どんな家にも一人はいる手におえない人達。彼等に振りまわされるふつうの人々のトホホな日々を描いた傑作短編集!

内容説明

おせっかいな姑、甲斐性なしの娘婿、常軌を逸してワガママな姉にイラつくほどとろい兄。どんな家族にもひとりはいる、手のつけられない厄介な人たち。まわりの困惑など歯牙にもかけず今日も思いのままに突っ走る、そんな家族をめぐる悲喜こもごも10の物語。

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、七八年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。大人気シリーズ“無印物語”をはじめ著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

21
大好きな群さんの本なんだけど・・。今まで読んだ群さんの作品の中で初めて読後感の悪いとまでは言わないが、良くないモノに出会った。現実にありそうな嫌な人たちが出てくるからかなぁ。ありそうな所がまた笑えない。とはいえ、一気に読めるのはさすが群さんっ!2017/10/09

cithara

13
群さんの本を読むとホッとするなぁ。特に心がザワザワして落ち着かないときは。群さんの文章は明瞭で心にスルっと忍び込む。中学校や高校の国語の問題に使われそう。群さんは確か未婚(少なくとも20年以上前は)で一人暮らし。これらの家庭小説に書かれていることは全く自然で無理がない。群さんには若い頃から「小説家の目」が備わっているのだろう。『青い影』→生々しい兄の趣味。さわやかな読後感は群さんの作品ならではだろう。『毒の舌』→「姉」のような人(家族の前では子どものように甘えた態度をとる)、誰の身近にも絶対いる! 2019/05/09

カーミン

9
時にはマイペース、時には厄介な家族をめぐる短編集。軽い気持ちでサクサクと読めます。微笑ましいけど、実際にこんな人たちが家族の一員だと大変だろうな。2014/06/25

なつ

6
出てくる人に少なからずとも反感を覚えます。情けないやら、呆れるやらも腹が立つやら、、、。でも「あーあ、いるよね。こういう人。」と笑えたり。私も「負けない私」になろう。2013/11/09

huili@図書館部女子力UP管理人育児中

5
日常のちょっとした事件の短編集。いろんな家族がいるんだなぁと思った。正直、最初はありきたりな日常の話が書かれただけのストーリーに面白く感じなかったが、タイトルにもなっている「負けない私」あたりはオチがありながら、伝えたいことが含まれていて、少し面白かった。2010/07/28

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