内容説明
業界一の化粧品メーカーの今年のテーマは、上海。1930年代の異国情緒を現代にアピールしようというのだ。マスコミ用のキャンペーンガールも、つば広の帽子に中国服、当時そのままの服装をしている。取材のため女性記者弓芙子は神戸・上海を結ぶ鑑真号にのりこんだ。だが出港前から弓芙子の周辺にしばしば現われる謎の上海レディ。そのたびに彼女の身に危険がふりかかってきた。そして逐に、上海レディはその牙をむいた!密室と化した船上でおきる怪事件を、異国ムードたっぷりに描く異色ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naolog
11
なんだか雑な話だった。謎の『上海レディ』なんだが、果たして美人と表現しておいて、そういう視点で見間違えるだろうか…。2021/12/24
Tetchy
11
アイリッシュ『幻の女』を髣髴とさせるファム・ファタル物かと思っていたら、さにあらず。結末はなんともギクシャクした設定のミステリでした。あまりに見え見えな不可解な出来事に主人公が最後の最後まで気付かないのはこじつけすぎ。内容的には2時間サスペンスドラマの域を出ていない。上海旅行を経費で落とすために創作したとしか云えない駄作。ちょっと云いすぎか?2009/08/17
魔魔男爵
9
本格推理小説というよりは二時間サスペンスドラマ原作小説(ミステリ小説とは別のジャンルだそうです)みたいだが、大東亜侵略戦争中に上海でスパイしていた美人スパイ『上海レディ』のエピソードが現代の豪華客船内密室殺人事件に絡む構成はいい感じ。密室トリックはちゃちなアレだが、女主人公も巧く書ける島田大先生に惚れ直した。2017/07/22
ホームズ
8
なんと言ったらいいんだか(笑)「上海レディ」の謎って言うのが(笑)あまりにも分かりやすすぎてしまって(笑)周りの人があからさまに怪しすぎますけど(笑)そして結末が(笑)こんなにグズグズでいいのか(笑)まあ読みやすかったしそれなりには楽しめたかな(笑)2010/12/27
ひで
6
前作と繋がりがあり、面白かった。2015/12/20