角川文庫
しげちゃん田んぼに立つ―続々「ばらとおむつ」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041673805
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

母が病気になったこと、老化とともにだんだんと、いろいろな機能がおぼつかなくなること。それは悲しくつらいことのようですが、自然なことと思えば自然なことです。何を見ても、これが人が生きるということだと、目をそらさずにいれば、その先にある種の黎明が訪れるような気がします。そこまで頑張りましょう。果てしなくマイペースな介護の記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りえこ

11
身内だからこそ書ける辛口なコメントが、おかしくておかしくて、何度も笑ってしまいました。せっせ、面白い……2012/01/18

さくらんぼ(桜さんと呼んでね)

10
銀色さんの兄、母だけあって変わり者の二人が織り成す日常が面白い。親の介護となると大変なはずなのに、せっせのブラックな感性のなかに、しげちゃんに対する愛情がすごく感じられる。しげちゃんが少しずつ、やっぱり痴ほう症なのか?と疑われる行動をするのだが、ブラックなことを言いつつ、しげちゃんのためにいろいろと世話をやくせっせ。しげちゃんの粗相も、現実にはすごく大変なはずなのに、日記にはさらりと書いている。このせっせも、かなりの変わり者なので、身近にいたら大変だろう。こんなふうに親の介護が出来たらなぁ。2012/10/24

ビスケ

9
せっせが書いていると知り、かえって興味をもつ(銀色夏生はイラストとあとがきのみ)。せっせの文、若々しいな。テンポが良くて上手だし。冷静で毒っぽいところは、銀色夏生とよく似ていると思った。2011/04/05

harupon

8
「ばらとおむつ」シリーズ3。せっせさんが、妹(著者)、弟さん、下の妹さんに母親しげちゃんの様子を報告するメールをまとめたエッセイ。イラストとあとがきは銀色夏生さん。写真もあり(私の苦手な生物は×)。大変な介護、煩わしいお家事情に一生懸命に取り組むせっせさん。ここまで赤裸々に語っていいの?母親&わが身の老化、解決しなければならない土地問題等。ほんとに事細かく書かれています。この本を読み始めて段々読み飛ばす頁が増えてきました。残念ながら、今、私が求めている内容とどんどん離れてきました。ごめんなさい。途中断念。2021/04/16

まめみ

6
今回はせっせが弟や妹に送った「しげちゃん通信」(勝手に命名)が本になっている。今までの2冊と同じ感じだと思って買ったのでちょっと戸惑ったけど、これはこれでよい……のかな。もう、この一家の行く末を見守るためだけに、意地のように買い続けている銀色作品の一種。2011/04/24

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