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角川文庫
眠たい奴ら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 684p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041671184
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

組織に莫大な借金を負わせ、東京から地方の温泉街に逃げ込んだ経済ヤクザ・高見。一方、大阪から単独捜査のため、その街を訪れたはみ出し刑事・月岡。街で二人を待っていたのは、地元の政治家や観光業者をまきこんだ巨大新興宗教団体の跡目争いと、闇にうごめく寄生虫たち―。惚れた女のために、そして巨大な悪に立ち向かうため、奇妙な友情で結ばれた一匹狼たちの闘いが始まる!圧倒的なスケールで描く大沢ハードボイルドの巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keiトモニ

46
月岡警部補が言う“わかっとるわ、言うたやろ。わいは極道も嫌いやが極道から銭もろうとるお巡りはもっと嫌いや”…それは儂も同じじゃ。それにしてもどうしてこうもヤクザと刑事は煙草が好きなのかね。高見がラークで月岡がハイライト。常に火をつけたり咥えたり灰皿に落したりが頻繁に出現。山岡組組長黒木の妻、由加“若い衆や沼沢が腰をかがめて送る中、事務所の前に停まっている赤のソアラに乗り込んだ”…月岡のハイライトやら由加が乗り込むソアラからして時代を感じさせますね。しかしソアラは若い時分に一度は乗りたかった車だったです。 2021/10/01

タナー

14
組に莫大な借金を負わせ、東京から逃げ込んできたヤクザ・高見。一方、単独捜査のため大阪からやってきたはみ出しデカ・月岡。奇妙な縁で行動を共にすることとなった二人は、地元温泉街の政治家や観光協会、そして宗教団体の跡目争いといった街の騒動に巻き込まれることに…。大沢氏の作品を夢中になって読んでいた頃の作品、久々の再読。高見の生き様がカッコいい。それにしても、"雪駄の裏で福笑いをやったような面付き"という月岡の描写は笑える。テンポが良いので、かなりの厚さだがドンドン読めちゃう。面白い本って、こういうもんだよね。2018/07/23

007

8
インテリやくざとコテコテの大阪の刑事のタッグが面白い。2018/02/02

しゅん

8
やくざと刑事のコンビでありえない展開で面白いけど、ちょっと長すぎかな。最後がバタバタな感じ。2016/09/13

水素

8
これは頁数がとても多いですが、大沢作品の中でもベスト5位に入る位のいい作品でした!月岡のキャラクターがとてもいい笑 刑事とヤクザが手を組んで行動を共にするというのは大沢作品ではよくあるのですがその中でもなんとなく微笑ましく、いつもよりも楽しく読めました。2014/03/07

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