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角川文庫
天使の牙〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041671153
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

覚醒剤に替わり、日本全土を脅かす新型麻薬アフター・バーナー。その元締「クライン」を牛耳る独裁者・君国辰郎の愛人神崎はつみが逃亡した。はつみは組織内部のことを知りつくしていた。そのはつみが警察に保護を求めてきたのだ。連絡を受けた保安二課長・芦田は、「クライン」壊滅の切り札として護衛・移送することを決める。この極秘指令を受けた男まさりの女刑事明日香は、はつみとホテルで接触するが、ヘリからの銃撃を受け二人は瀕死の重体に。だが、奇跡は起こったー!!冒険小説の新しい可能性に挑戦したノンストップ・アクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miyumiyu

62
新型麻薬の元締の愛人・はつみとともに銃撃をくらった特命・女刑事のアスカ。体は死んだが、脳移植で体ははつみ・脳はアスカで蘇生した。大沢在昌さんのハードアクションには、いつも心が折れそうになりながらもページを捲る手が止まらない。裏切り者だと思ってたアイツは…なにっ?!ってとこで上巻終わりだなんて、このまま下巻にいくしかない。2015/06/30

bookkeeper

56
★★★★★ 再読。新興麻薬組織のボスの愛人が組織からの足抜けを求めてきた。河野明日香巡査が秘密裏に保護の為派遣されるが、情報は既に漏れていた…。  アメリカのTVシリーズの様なテンポとSFチックな設定で突っ走るサスペンス。警察内部まで組織の手が伸びており、誰が信用できるか分からないという緊張感がたまりません。プロポーズしてくれていた恋人も、ひょっとしたら敵に成り下がっているかもしれない。片や自分はかつての攻撃能力を失って、ほぼ無力。いいよ、いいよー! 「この男のそばを離れない。真実がわかる、その瞬間まで」2020/07/31

k5

49
お、おぅ。。。平成ハードボイルドシリーズと銘打とうと思ってましたが、こういう作品か。何か「M 愛すべき人がいて」とかそういうものに近い気が。確かに平成の初期ってこういうのが読まれる時代だったかもなあ、と思いつつ下巻へ。2020/05/16

sin

49
友人からの見舞い本:ありえないは置いといて、組織から外れた孤立感や、逆に組織の中で感じる不信感など双方の立場に立たされた主人公の設定が秀逸で物語を適度に複雑で面白くしている。何気に山田風太郎の『伊賀忍法帖』を思い浮かべるのは自分だけだろうか(笑)あの作品に出演した美保純はよかったなりよ(-_-;)2014/12/08

ALATA

47
麻薬組織クラインの独裁者君国。情婦のはつみを警護することになった女性刑事明日香に悲劇が起こる。脳移植によって変貌する明日香。鏡をみて、容姿が変わっていたら衝撃をうけるだろうな。心と身体のバランスが崩れ崩れ落ちる姿が切ない。陰謀が渦巻き、最守と仁王が絡む、裏切り者はどっちだ?★5※凶弾に倒れ、脳移植の奇跡が起きるところは東野さんの「変身」と同じ?近未来の医療事例となるか?~なかなか興味深い。2021/12/06

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