内容説明
この本は、お話の缶づめです。フタを開けると、乱雑ながらも様々な現実が詰まっています。牛乳配達ロボットが、怪奇ナマコ女が、大山のぶ代がそのほか不二家のケーキだの中年女の日本猫だの坂本龍一の生写真だの戦闘用ZAG‐Aだの生命の創造主だのが、過去・現在・未来を問わず、ワシがワシがと叫んでいます。キャンディ・ポップ小説の覇者が贈る、前人未到、疾風波濤、焼肉定食、空前絶後、そして煌めきのオリジナル短編集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
23
新井素子さんみたいな作風だなぁと思ってましたが、SF女流作家さんでした。SFが優しい、読みやすい、タイトル通り白くてふわっとしてポテッとしてる感じのお話多かったです。なのに時折チクチク毒を感じさせてくれるところがとても良かった✨2023/08/05
かい
0
「ほとんどビョーキ」って本当につかわれてたんだな! SFというより幻想小説、でも文章はやわらかめ。長編になるとまた違ってくるのかもしれない。2015/07/23
ナガサワ
0
短編集……よりも短い、ショートストーリー集? これくらい短いと、どうも大原まり子の世界観って出し切れない感じ。イマイチ話にのめり込めなかった、残念。やはり彼女は長編の方がいいなあ。2013/09/13
ゆりっぺ
0
1998年7月4日
ojigineco
0
初期の短編集。不可思議な空間が広がってる感じ。いくつかは後々の本に繋がってますね。2011/08/16