内容説明
西暦1986年8月。多彩な人物が織りなす壮大なヒロイック大河ロマンが誕生した。その名は『アルスラーン戦記』。本書は、日本のファンタジーブームの先駆けとなり、今なお読者を惹きつけてやまない物語の魅力をあますことなく案内する。物語の誕生秘話を著者自らが語るロングインタビューをはじめ、作品中の用語、登場人物を網羅した「ワールドガイド」「人名事典」そして、黒衣の騎士ダリューンが活躍する小説「東方巡歴」などを一挙収録。パルスの歴史を知りたいと思い、『アルスラーン戦記』をこよなく愛する人々にささげる一冊。
目次
田中芳樹ロングインタビュー
『アルスラーン戦記』の楽しみ方
『アルスラーン戦記』ストーリーガイド
『アルスラーン戦記』ワールドガイド
『アルスラーン戦記』人名事典
小説 アルスラーン戦記外伝 東方巡歴
『アルスラーン戦記』書誌データ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
45
初読。2015年552冊め。この世界観の裏側を少し覗けて、絹の国の話も読めて満足。2015/05/16
hnzwd
14
第十弾刊行後に発行された、当時のインタビューやそこまでの各巻のあらすじ、単語集、人名集等をまとめたアルスラーン戦記ファンブック。ダリューンの東国セリカでの活躍を描く「東方巡歴」は文庫収録はこれだけなのかな?2022/05/29
びっぐすとん
12
『アルスラーン戦記』のガイドブック。これに載っているダリューンのセリカでのロマンス、続きが読みたかったな。結局、ダリューンは再会することなく死んでしまったけど。物語では語られなかったが、最後の日々の中、彼女を思い出すことはあったのかな?2015/03/29
雅
11
いろんな方の対談やコメントが面白かった。年表やガイドなどファンには嬉しい。2015/03/24
マッピー
9
10巻から11巻の間に出版されたようなので、私もそのタイミングで読みました。ようやく、ようやく地図が出てきました。大体の国の位置は想像どおりでしたが、デマヴァント山があんなにペシャワール城塞に近かったとは。これは後々たいへんなことになるのではないかと思われます。“伏線については、きちんとした形をあたえていきたい……”“ただ、ぼくとしては、悲しい話は書いても、後味の悪い話は書きたくない。”“死ぬ人にも必ずそれにふさわしい最期を用意したい。死に花を咲かせてやりたいと思っています。”ほんとだろうな。2018/03/31