内容説明
大陸に精強な兵と華麗なる文化を謳われるパルス王国。西方の蛮族、ルシタニアの侵攻に対しても、その勝利を疑う者はなかった。だが、味方の裏切りにより罠にかけられたパルス軍は、一日にして壊滅。王国は滅亡した。単騎生き残った王太子アルスラーンは、ダリューンらわずかな味方とともに故国の奪還をめざす。だが…。妖艶な美女、奇怪な魔道師、そして謎の銀仮面…。多彩な人物が織りなす一大物語絵巻。書下しヒロイック・スペクタクル・ロマン、堂々の開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
62
カバー、挿し絵が天野喜孝さんではあるが、漫画の方を買うことにします!(* ̄∇ ̄)ノ2019/04/08
扉のこちら側
52
初読。2015年486冊め。銀英伝や創竜伝は好きだがなぜか未読だった本作。アニメを観てこれは読まねばといそいそと借りてきた。実に面白い。精霊とかのファンタジー要素がなければ作者がやってみたかったという架空の歴史書だと信じてしまうかも。2015/04/21
Tetchy
49
これを高校生の読んだ時は、こんなに面白い作品があったのかと思ったが、今振り返るとほとんど『三国志』の世界である。しかしそれでも面白い。ここでいきなりどばぁと出てくる行方知れずになる将軍たちの名前は覚えておく必要がある。後々のシリーズに出てくるので。しかしやっぱり登場人物多いな、田中作品は。2009/04/01
あなほりふくろう
30
荒川弘版を読む前におさらいしたくて押入れの奥から引っ張り出してみた。これが途中で中断して揚句グダグダになるとは思えないくらい、すごくワクワクさせるスタートで、本当に一気に読者をひきつけてくる。やっぱり面白いです。もうすこし追いかけ直してみるつもり。2014/05/09
キラ@道北民
26
コロナ禍で図書館も閉館してるので、家にある本を再読。きちんと読むのは中学生の頃以来30年ぶり。罠にかけられ一日にして壊滅した王国の王太子アルスラーン成長物語。個々のキャラクターがたっていて、学生の頃一緒に読み漁っていた友達と、クラスの中では…とキャラを当てはめて遊んでた事を思い出した。楽しかったなぁ。天野さんのイラストもやっぱり最高!これからどっぷり世界にハマります。2021/06/06