内容説明
超がつくほど遅筆の作家・壬生マコトは、本日も原稿書かずにファミコンで遊んでいます。それを見た逆上編集者・沖田裕二は、マコトをホテルに缶詰めにしちゃいました。どっこい、ホテルで仕事をするほど壬生マコトはまっとうではない。脱出!窓辺に立てば、こぶこぶのロープが垂れてくる。ところが、身をのりだしたマコトの顔を踏みつけるヤツがいた!窓からの侵入者!なりは黒づくめ。そいでもって、金ピカのリボルバー。そして、なっ、なんと肩にはニワトリが―。いよいよ始まる、笑いと涙の大迫力小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナガサワ
4
話の断片的なシーンは面白いし、時折挿入されるネタもニヤリとさせられるんだけど、全話通じてとなると…なぁ。いくら火浦贔屓でもちと苦しいなぁ。一つ前に読んだ『おまえが悪い!』に収録のハードボイルドもどき短編の方がまだいい。2013/07/05
洪七公
3
既読本1988/03/22
たぬ
2
★42016/11/06
きょうしろ
2
極限まで意味を削り取ったような作品。時折ぶっ込まれる落語ネタが良い。映画化したらB級・C級映画好きにウケると思う。2012/05/07
桂花
2
何年ぶりに再読したんだろう… 出だしに火浦氏の心の叫びが詰まっている気がしたw2009/11/08