角川文庫<br> 早咲きの花―子どもたちの戦友

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角川文庫
早咲きの花―子どもたちの戦友

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041602751
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和18年、東京から愛知県にある海沿いの国民学校へ転校した真次。無人島の宝探しや炎天下のスイカ泥棒、子ども同士の決闘など、大自然の中を駆け回っているうちに、彼らはかけがえのない親友になった。だが、やがて真次たちは戦争の渦に否応なく巻き込まれる。学徒動員により豊川工廠で働いていた子どもたちは、一面を焼き尽くす苛烈な空襲の下、捨て身の覚悟で互いを守り合った…。史実を元に戦下の友情を描いた感動作。

著者等紹介

宗田理[ソウダオサム]
東京都生まれ。少年時代を愛知県ですごす。日本大学芸術学部卒。1979年、直木賞候補作となった『未知海域』で作家としてデビュー。85年刊の『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする“ぼくらシリーズ”は、中高生に圧倒的人気を呼び大ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yたろー

10
太平洋戦争が敗戦ムードになってきた日本でも、子供達は生き生きとしていた。戦争は「戦友」を生み出すけれど、戦争では時に何十万もの犠牲者を出すので、絶対にやるべきではないと思う。2020/03/24

Kanji_Jiten

6
宗田治さんの僕らシリーズの中の「僕らの太平洋戦争」が、昨日の夜夜更かしして零時に読み終えたこの話に、とても似ていた。こちらほうが古いが、リアル感がたっぷりの話だった。B29機。アメ公との本土決戦。豊川海軍工廠。そういう戦いの世界の中で、東京から田舎へ引っ越しし、戦友の達ちゃんと「宝」を探しに行く。どんどん戦友が増えていく中で、豊川空襲に出合い、何人も仲間をなくし、自分もひどい傷を受けた。実家の東京は、地震に空襲で焼け野原になっていた。進むしかない。戦友たちと。植松真次、主人公だ。ぜひ読むのを薦めたい。2015/07/29

akiko

4
戦前から戦後にかけて生きた少年たちの日常が、リアルな感じで描かれていると思う。終章の戦友について道也と祖父(真次)が語っているのが、心に響く。2018/07/30

AKI

2
ぜひ、今を生きている沢山の人に読んでほしい本です!2018/06/11

アキ

0
子供のころ好きで、その後苦手になった著者。大人になって久しぶりに読んだら…普通に面白かった。まぁ作風がだいぶ違う作品だからかもしれないが。2017/12/02

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