内容説明
夏休みに奥の細道を歩く旅に出た高校生五人が1カ月たっても帰って来ない。捜索依頼をうけた2A探偵局の有季と貢は、矢場にたのみ、テレビで公開捜査をしてもらう。と同時に、彼らが消えた奥の細道へと出かけていくが、そこには同じ罠が待ちうけていた―。勇気と機転の速さが売りもののわれらが2A探偵局は、ドジリながらも、恐怖の難事件を解明していくが…。“不用物”はすぐ捨ててしまう社会の歪みが生んだ、現代の怪談。書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葉
3
奥の細道を歩く旅に出た高校生5人が行方不明になり、2A探偵局の有季と貢が捜索しにいく。社会の残酷さについても取り上げている。冒頭にこの小説にでてくるようばやってはいけない遊びをいつかする人が出てくると懸念している。覚醒剤の怖さについても序盤で書かれている。テレビで捜索依頼を出すのを躊躇う小泉の気持ちもわからなくはない。当事者は結末までテレビ沙汰になったことを知らなかったようだ。2018/01/16
しっぽちゃん
0
★★★☆☆
ペコ子
0
ラストが数ページで呆気なく終わってしまったが、少し切ない気もした。メンバーを抜けると殺されると言ってたのでもっと悪悪しい組織かと思ってたので意外でした。2018/09/08