出版社内容情報
10億円という金は一体どのくらいの価値があるのか? 100億円、1000億円、1兆円だったらどうか? 毎日、新聞で目にし、ニュースで読み上げられる、そんな数字を実感としてイメージする「知る」ための絵本。
内容説明
金融機関・企業の不良債権や債務の額は、あまりにも巨大で、どのくらいのものなのかイメージするのは難しい。しかも、巨額の税金が注入されながら、再び危機が叫ばれ、誰も責任をとろうとはしない。「知る」ということは、年を追うごとに、さらに重要度を増しているのだ。十億円という金はいったいどのくらいの価値があるのか?十億円あれば何が買えるのか?百億円、一千億円、一兆円、十兆円、百兆円だったらどうか?毎日毎晩、新聞で目にし、ニュースで読み上げられる、そういった数字を、実感としてイメージする「知る」ための絵本。
目次
「知る」ということ
対談(村上龍vs竹中平蔵)
シーガイア経営破綻
そごうグループ倒産
千代田生命経営破綻
協栄生命経営破綻
整備新幹線
日本興業銀行公的資金投入額
第一勧業銀行公的資金投入額
さくら銀行公的資金投入額〔ほか〕
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。76年『限りなく透明に近いブルー』で第19回群像新人文学賞、第75回芥川賞を、81年『コインロッカー・ベイビーズ』で第3回野間文芸新人賞を、98年『イン ザ・ミソスープ』で第49回読売文学賞を、2000年『共生虫』で第36回谷崎潤一郎賞を受賞。その他の著書に『69』『海の向こうで戦争が始まる』『愛と幻想のファシズム』『トパーズ』『KYOKO』『希望の国のエクソダス』など多数。99年メールマガジン「JMM(ジャパン・メール・メディア)」を創刊、編集長
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