角川文庫<br> 贅沢な恋愛

角川文庫
贅沢な恋愛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041579251
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

8つの宝石をめぐって、8つのラブストーリーが始まる。宝石を贈る喜び、贈られる喜びを感じながら、恋人たちは愛の輝きを、宝石箱にそっと仕舞いこんでゆく…。どんな愛し方、どんな愛され方が贅沢といえるのかを、8人の作家が描く傑作ぞろいの恋愛小説集。あなたは、どの恋の輝きをえらびますか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

71
作家陣が贅沢だなと思いました。初めて読む作家さんもいました。ほろ苦く、切なくて心に残り続ける恋愛という感じがします。各話に出て来るアクセサリーとそれにまつわる恋愛は大人の恋の色を見せていました。山田詠美さんの話が好きです。北方謙三先生が恋愛小説を書いているのが意外でした。2015/11/03

aya

12
私が生まれる少し前の作品。どれも素敵な恋愛だったな。北海とか藤女子とか出てきて道産子的にはなんだかうれしかった。思い出が甘いのなんて、本当の恋じゃないのよ。 2019/10/30

7
林真理子さん、山田詠美さんの小説を、もっと読んでみたいと思った。サラッとオチのある解説が良き。この恋は贅沢だと自覚しているからこその諦念と失う痛み、奪おうとする側の激しさ、恋には終わりがあるという事実の重さ。契約では人を繋ぎ止めることはできない。人には秘めている激しさがある。どんなに愛しても、その人の全てを知ることなど不可能なのだと思い知る。ただ実際には、相手のある人との恋より、安定した愛が一番贅沢なのではないかと思う。ほいほい手を出したり出されたり、というのは、小説の中だけで十分。2017/11/21

あつひめ

7
宝石がキーワードで8人の作家さんがそれぞれの恋模様を見せてくれる。宝石一つにもいろんな思いが籠められている。その宝石の輝きに負けないくらいの恋ができたら・・・と女なら誰しも思うかもしれない。本物の愛・・・イミテーションじゃない宝石。だから軽いラブラブモードの恋じゃなく大人の恋を表現している。初めて読む作家さんもいて、すごく贅沢な一冊です。藤堂さんの空からの手紙、山川さんのスピカと月、森さんの扇のブローチが印象的。2010/02/27

Kaz

6
私の考える「贅沢」とは違った。また、心揺さぶられる「恋愛」もなかった。2013/03/18

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